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 IT機器やデジタル関連機器の展示会「CEATEC JAPAN 2010」の会場で2010年10月8日、パソコン業界のキーパーソンが技術やサービスについて今後の展望を語るパネルディスカッション「2010年代のパーソナルコンピューティング」が開催された。スマートフォンなどの小型端末、各種のクラウドサービスが普及する中、パソコンはどう進化していくのか。日経パソコンの中野淳編集長がモデレーターとなり、今後10年間でパソコンが向かう方向性を占った。

 インテルの吉田和正代表取締役社長は、CPU技術の進化を表したロードマップを見せて、同社が2年ごとに集積度が2倍になるという「ムーアの法則」を維持してきたことをアピール。現状では32nmまで製造プロセスの微細化が進み、「今後も最先端の技術を取り入れ、ムーアの法則を継続することがインテルのミッション」(吉田社長)と目標を示した。

 アプリケーションの多様化によって、パソコンに求められる性能はますます高度化している。高画質の写真、3D映像、音楽はもちろん、「今後は、あたかもユーザーがその環境の中にいるという錯覚をするようなリアリティが求められていく」(吉田社長)。そうした用途を実現するために、2011年初には、Sandy Bridgeと呼ばれる第2世代の「Core」ファミリーを投入すると説明した。

 また、コンピューターの高度化が進めば、ユーザーの仕事や生活に利用するだけでなく、「教育や医療のほか環境対策など地球規模の問題解決にまで応用が進む」(吉田社長)として、さらなる市場拡大に期待を込めた。