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 IDC Japanは2010年10月21日、2010年の国内クライアントPC出荷台数が1500万台を突破して、同社が1994年に調査を開始して以来、最高になる見込みだと発表した。しかし、2011年以降は需要のけん引役が不在で再び低迷期に陥り、2014年まで1500万台に届かないと予想している。

 同社のまとめでは、2010年第1四半期(1-3月)と第2四半期(4-6月)の前年同期からの成長率は、家庭市場がそれぞれ14.3%、13.5%、ビジネス市場が35.6%、13.4%となる見込み。いずれも2期連続の二けた増で、PC市場の回復傾向が鮮明となっている。年間の合計では1504万台を見込んでいる。

 2011年以降の家庭市場では、ネットブックに代わって2010年の市場をけん引したコンパクトタイプのオールイン型デスクトップPCのような成長要因がなく、低成長に戻る見込み。

 またビジネス市場では、企業業績の回復を受けた買い替え需要の持ち直しで、第3四半期(7-9月)にピークを迎えたあと、再び低迷期に入ると予想している。IDC Japanは、この買い替えは金融危機で先延ばしになっていただけで、企業が戦略的なIT投資に向かうかは、さらに慎重に見極めねばならないと指摘している。