アップルの薄型モバイルノート「MacBook Air」が2年9カ月ぶりにフルモデルチェンジした。マイナーバージョンアップを何度か繰り返してきたが、大々的に変わるのは今回が初めてだ。注目は、一回り小さな11インチモデルが加わったこと。日本のモバイルユーザーに人気のB5ファイルサイズの11インチモデルをレビューしていこう。
さらに薄く! シャープになったボディー
デザインは2モデルとも従来モデルのイメージを踏襲しつつ、最薄部の厚さを0.4cmから0.3cmへと、さらに薄くした。世界最薄の称号はソニーに譲ったものの、薄さは引き続き追求している。両サイドはエッジをしっかり立たせて、シャープな印象が増している。ボディーはほかのMacと同様、1枚のアルミニウムから削りだした「ユニボディ」だ。新モデルはディスプレイ側もユニボディとなり、さらに薄く、堅ろう性が高まった。薄いからといって、チープですぐに壊れそうな感じはまったくしない。
重さは1.06kg。驚くほど軽いというわけではないが、同じ11.6型ワイド液晶を備えた最近の他社モデルに比べると軽い部類に入る。10.1型ワイド液晶を備えるネットブックよりも軽い。それでも見た目が非常に薄いので、持ったときにはずしりと重く感じる。