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 Winchip Technologiesは、台湾に本社を置くメモリーメーカー。以前は、OEM向け製品の開発、製造がメインだったが、2007年から自社ブランドでも販売を開始した。負荷に強いオーバークロックメモリーを多くラインアップする。2010年11月6日~7日、東京・秋葉原で開催された「DIY PC Expo 2010 in Akihabara」の同社ブースでも、展示の中心はオーバークロックメモリーだった。

Winchip Technologiesのブースでは、2台のデモ機を動かしていた。
Winchip Technologiesのブースでは、2台のデモ機を動かしていた。
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 ブースでひときわ目立っていたのが、オレンジ色の大型ヒートスプレッダーを備える「ViVid」シリーズだ。DDR3-1600に対応するオーバークロック向けメモリーで、2010年10月に発売した。低発熱をうたい、メーカー発表の検証値によると、DDR3-1600、1.5Vで動かした場合は38℃程度、DDR3-2000、1.65Vで動かした場合でも40℃程度までしか熱くならないという。ViVidを取り付けたデモ機では「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」(スクウェア・エニックス)を実行していた。試しにメモリーを触ったところ、重い処理を実行中ながら、暖かく感じる程度だった。

鮮やかなオレンジ色のヒートシンクを備えたViVidシリーズ。2GBと4GBのモジュールがあり、それぞれ2枚組と3枚組のパッケージがある。実勢価格は2GBの2枚組が8500円。
鮮やかなオレンジ色のヒートシンクを備えたViVidシリーズ。2GBと4GBのモジュールがあり、それぞれ2枚組と3枚組のパッケージがある。実勢価格は2GBの2枚組が8500円。
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ViVidシリーズを取り付けたデモ機は、メモリーに触れられる状態だった。メモリーは、触れても暖かく感じる程度だ。
ViVidシリーズを取り付けたデモ機は、メモリーに触れられる状態だった。メモリーは、触れても暖かく感じる程度だ。
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 ブース中央で、デモをしていたメモリーもオーバークロック向け。「Robust」シリーズはDDR3-2200、同2133、同1866をラインアップする上位モデルだ。大型のヒートスプレッダーとヒートシンクを組み合わせ、ヒートパイプでつなぐ独特の形状の冷却機構を備える。ヒートシンクは赤、青、黒の3色があり、ドレスアップにも使える。

 Robustシリーズも低発熱が売り。デモでは、温度計を取り付けてベンチマークを実行し、ヒートスプレッダー表面の温度をリアルタイムで表示していた。検証用ベンチ台の上でテストしており、熱が逃げやすい状態だったが、ベンチマーク実行時も停止時も温度はほぼ変わらず、33℃前後を保っていた。

Robustシリーズも、低発熱をアピールするデモを実施した。実勢価格はDDR3-2200の2GB×2枚組で1万5000円程度。
Robustシリーズも、低発熱をアピールするデモを実施した。実勢価格はDDR3-2200の2GB×2枚組で1万5000円程度。
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 ヒートスプレッダーにイラストを印刷した「Color/Value」シリーズを参考展示していた。「海外では販売しているが、発売は未定」だという。

ヒートスプレッダーにイラストを印刷したColor/Valueシリーズ。展示は動物のイラストのみだが、ほかに京劇風のイラストのモデルもあるという。日本での発売は未定。
ヒートスプレッダーにイラストを印刷したColor/Valueシリーズ。展示は動物のイラストのみだが、ほかに京劇風のイラストのモデルもあるという。日本での発売は未定。
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