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 NECは、7型タッチパネル液晶を搭載したAndroidタブレット型端末「LifeTouch(ライフタッチ)」を2010年11月末から出荷する。クラウドを活用する業務用端末で、「クラウドコミュニケーター」と呼んでいる。用途とシステムに合わせて、デバイスやアプリケーションソフトのカスタマイズが可能。価格は個別見積もり。

 「パソコンと携帯電話の中間にあり、表現力とモビリティを兼ね備えた新端末シリーズ」の第一弾。操作は、解像度WVGA(800×480ドット)の抵抗膜タッチパネル付き液晶でのタッチのほか、4方向ボタンでもできる。主に企業の顧客向けサービスや業務での利用を想定しており、サービスプラットフォームも合わせて提供する。

 標準モデルの仕様は、CPUに「ARM Cortex」を採用。メモリーは384MBのRAMと1GBのROMを内蔵し、ストレージは持たない。クラウドのデータを活用するほか、SDHCカードにデータの保存やアプリの格納ができる。通信機能は、IEEE802.11b/g無線LANとBluetoothを備え、オプションで赤外線通信や3G通信にも対応する。

 ソフトウエアはAndroid 2.1に、Webブラウザー、メール、動画・写真ビューワー、音楽などのアプリを搭載。NECオリジナルアプリとして、無線LAN簡易設定、手書き文字認識エンジン「楽ひら」、日本語入力システム「iWnn」を提供する。Androidマーケットへの対応は検討中としている。

 また、外部インタフェースとしてUSB 2.0を備え、カメラ、GPS、加速度/地磁気/照度の各センサーを内蔵する。バッテリー駆動時間は約8時間。本体寸法は幅220×奥行き120×厚さ14mm、重さは約370g。将来的にはNECビッグローブ(BIGLOBE)からコンシューマー向けにも販売する予定。