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 2010年11月6日~7日に自作PCユーザー向けのイベント「DIY PC Expo 2010 in Akihabara」が開催された。エーピーシー・ジャパンのブースには、家庭・SOHO向けの小型モデルから、ビジネス向けの大容量モデルまで、無停電電源装置(UPS)の各モデルが並んだ。

ブースでは落雷日数の統計などを紹介し、無停電電源装置の必要性を呼びかけていた。
ブースでは落雷日数の統計などを紹介し、無停電電源装置の必要性を呼びかけていた。
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 無停電電源装置とは、パソコンやサーバー向けの緊急時用バッテリーシステムのこと。停電や瞬停(瞬間的な電圧低下)などのトラブルでパソコンやサーバーがダウンすると、データの消失やファイル破損など、取り返しのつかない事態に陥る恐れある。無停電電源装置を使用すれば、万が一のときも内蔵バッテリーで安定した電力をパソコンやサーバーに供給できる。さらに、ほとんどの製品が雷ガード機能を搭載。雷により発生するサージから接続した機器を守る。

 参考出品した「RS 1200」と「RS 1000」は、中小規模ビジネス向けモデル。RS 1200は1200VA/720Wを、RS 1000は1000VA/600Wを出力できる。いずれも前面に液晶表示パネルを搭載。内蔵バッテリーと電源のどちらが電力を供給しているのか、内蔵バッテリー使用時は負荷の大きさやバッテリーの残量などが、ひと目で分かる。

価格は従来モデルと同様になる見込みで、RS 1200(奥)が4万円前後、RS 1000(手前)が3万5000円前後。RS1200のバックアップ時間は30Wの出力で約233分。
価格は従来モデルと同様になる見込みで、RS 1200(奥)が4万円前後、RS 1000(手前)が3万5000円前後。RS1200のバックアップ時間は30Wの出力で約233分。
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 「RS 550」と「RS 400」は、小規模ビジネス向けモデル。RS 550は550VA/330Wを、RS 400は400VA/240Wを出力できる。中小規模ビジネス向けモデル同様、「AVR」機能も搭載する。これは、ある一定範囲の電圧変動に対して出力電圧を自動調整する機能。バッテリー運転への切り替えを最小限に抑えられるという。

実勢価格はRS 550(左)が2万1000円、RS 400(右)が1万8000円。上位モデル同様、前面に液晶表示パネルも備える。
実勢価格はRS 550(左)が2万1000円、RS 400(右)が1万8000円。上位モデル同様、前面に液晶表示パネルも備える。
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 家庭・SOHO向けモデルも展示した。「ES 750」「ES 550」「SurgeArrest(BE325-JP)」は、いずれも巨大な電源タップのような形状が特徴。ES 750は750VA/450W、ES 550は550VA/330W、SurgeArrestは325VA/185Wを出力できる。

 ES 750とES 550はマスター連動コンセント機能を搭載。無停電電源装置に接続した機器が電源オフやスリープ状態になるのに合わせて、スピーカーやデスクライトなど、周辺機器の電源を自動でオン/オフ可能。省電力化が図れるという。

 SurgeArrest以外の製品には、オリジナルの電源管理ソフト「PowerChute Personal Edition」も付属する。PC上でバッテリーの容量など、無停電電源装置の状態を確認可能。さらに、Windows 7やVista、XP/2000では、停電などの電源障害時に、自動でPCを休止状態にできる。いざというときにPCの前にいなくても、作業状態を自動で保存するため安心だ。

実勢価格はES 750(奥)が2万1000円、ES 550(中央)が1万4000円、SurgeArrest(手前)が6000円。
実勢価格はES 750(奥)が2万1000円、ES 550(中央)が1万4000円、SurgeArrest(手前)が6000円。
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