エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、2010年11月6日から2日間、東京・秋葉原で開催された「DIY PC Expo 2010 in Akihabara」に出展。未発売の製品は無かったものの、主力製品のマザーボードとグラフィックスボードを多数展示。自作ユーザーが実機をチェックできる絶好の機会となった。
ブースの装飾はミリタリー調。これは、同社独自の品質基準である「Military Class」(ミリタリークラス)を意識したもの。Military Classに対応した製品は、耐久性に優れたチップ型タンタルコンデンサーの「Hi-c CAP」、ノイズが少ない固体チョークコイル「Icy Choke」、長寿命をうたう「固体アルミ電解コンデンサー」の3つの部品を使い、耐熱性や高負荷環境での耐久性が優れているという。Military Classの強みをアピールすべく、デモ機で特徴を解説する映像を流していた。
マザーボードの「Big Bang-Xpower」(実勢価格3万5000円)は、Military Classに対応するシリーズ最上位モデル。チップセットには、Intel X58+ICH10を採用。LGA1366に対応する。CPUが価格改定で安くなったため「対応マザーボードの動きが良くなっている」(担当者)そうで、市場の動きを反映してか、ブースでも注目を集めていた。
Intelプラットフォームの製品は、ほかに「P55A-GD65」(同1万6000円)と廉価版の「P55A-GD55」(同1万4000円)を展示。Intel P55を採用し、USB 3.0とSerial ATA 6Gbpsのインターフェースを備える。2製品ともMilitary Classには対応していない。