2010年11月6日から2日間、東京・秋葉原で開催された「DIY PC Expo 2010 in Akihabara」の会場で、人が絶えなかったのがグラフィックスボードを販売するエルザジャパンのブースだ。
50型の3D対応液晶テレビにPCを接続。テレビの3D立体視機能を使い、レーシングゲーム「F1 2010」(コードマスターズ)を楽しめる体験デモを実施した。来場者の多くが足を止めて画面に見入っており、大画面の3D映像でゲームを試そうと人だかりができる場面もあった。
同社は、リファレンス仕様のグラフィックスボードだけでなく、さまざまな形状のクーラーで試作品を作って検証し、開発をしている。ブースには、普段は見られない試作機を参考展示していた。大型のヒートシンクを取り付けたのは、売れ筋のグラフィックスチップGeForce GTX 460を搭載する静音モデル。5本の銅製ヒートパイプで効率良く熱を移動。冷却能力を高めている。
もう一つの試作機が、GeForce GTS 450を採用し、厚みを1スロットに抑えたモデルだ。カバーで覆われて構造は分からなかったが、独自の薄型ヒートシンクを備えているという。