マイクロソフト日本法人(旧称:マイクロソフト株式会社)は2011年2月1日、同日付けで社名を「日本マイクロソフト株式会社」へと変更した。新宿にあった本社も品川へと移転し、赤坂、霞が関、代田橋、初台に分かれていたオフィスを統合。移転の済んだ部署から順次業務を開始している。
「5年前くらいからずっと統合したいと考えていたが、日本法人が設立25周年を迎える今年、ばらばらだったオフィスを統合して本社を移転でき、大変喜んでいる。また社名を日本マイクロソフト株式会社と変更し、社員とともに新しいスタートを切れるということで、我々にとって晴れやかな日だ」――。記者会見で挨拶した同社の樋口泰行社長は、新たな門出の喜びをあらわにした。そもそも「日本マイクロソフト」への社名変更は、樋口社長が自ら提案したもの。「私はマイクロソフトに入社する以前から、マイクロソフトはもっと日本で親和性を持って、日本に根付くというイメージを出した方がよいと思っていた。しかし、入社後すぐにというわけにもいかないので、2年くらいアイデアを温めておいて、その後パートナーや社員にぶつけたところ、非常に好感を得られた」(樋口社長)ことから、25周年にシンクロした形で実施することに決めたという。