サンディスクは2011年2月2日、最大45MB/秒で読み書きできるSDメモリーカード「エクストリーム・プロ・SDHC・UHS-Iカード」と、最大100MB/秒で読み書きできるコンパクトフラッシュ「エクストリーム・プロ・コンパクトフラッシュ」を発表した。どちらも同社のラインアップの中ではハイエンド製品となる。
「エクストリーム・プロ・SDHC・UHS-Iカード」は、「SD 3.0」規格のUHS-1テクノロジーを採用。動画の転送速度を表す「UHSスピードクラス1」にも対応している。また、新たに「パワーコア・コントローラ」を搭載。4層のメモリーダイに同時にアクセスが可能で、一度に大量のデータ処理が可能になったという。
発表会では、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D7000」を使ったデモンストレーションを披露。従来の「ウルトラ」シリーズのカードでは、20秒間の連写で21枚しか記録できなかったが、新製品の「エクストリーム・プロ」カードでは39枚撮影でき、書き込みが高速化したことをアピールした。
エクストリーム・プロは、耐温度、耐防水、耐衝撃性、耐X線といったテストも行われている。米サンディスクのプロダクトマーケティングディレクターのスーザン・パーク氏によれば、「洗濯機に3回かけても問題なかった」という。
SDメモリーカードは、8GB、16GB、32GBのモデルが用意され、実勢価格はそれぞれ6000円、1万2000円、2万3000円前後。128GBのコンパクトフラッシュは、15万円前後を見込んでいる。SDカードは2月2日から出荷を開始、コンパクトフラッシュは3月から発売する予定だ。