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 日本ビクターは2011年2月3日、デジタルスチルカメラとビデオカメラを組み合わせた高速・高画質の新シリーズのカメラ「GC-PX1」を発表した。毎秒60コマの高速連写や、60pのフルハイビジョン動画撮影に対応する。価格はオープンで、予想実売価格は10万円前後。2月下旬に発売する。

 安定した撮影ができるスチルカメラスタイルのボディに高速画像処理エンジンを搭載した新コンセプトのカメラで、“HDハイブリッドカメラ”と呼んでいる。静止画連写性能は、高速時に毎秒60コマ、連続最大144枚。動画連続撮影時間は毎秒300コマのハイスピードで最長2時間(640×360/60p)。

 フルハイビジョン動画撮影では、1920×1080/60pのフルハイビジョン動画撮影に対応。ビットレートは最高36Mbpsで、動画素材から2メガピクセルの高画質静止画を切り出すこともできる。肉眼では見られなかった鳥の羽ばたきや、スポーツの1コマなど、一瞬の動きを逃さず撮影し、「瞬間を切り“撮る”ことができる」という。

 撮像素子は、1/2.3型1062万画素の大型CMOSセンサー(有効画素数は動画576万画素、静止画998万画素)。レンズは光学10倍ズーム搭載の「コニカミノルタHDレンズ」を採用した。静止画時の焦点距離は35mmカメラ換算で38.5-385mm。光学式手ブレ補正システムを搭載する。

 記録メディアは、内蔵メモリー(32GB)とSDメモリーカード。内蔵メモリーだけで最大8600枚の10メガピクセル写真、最長約3時間のフルHD映像の記録が可能。HDMI端子、チルト式3型タッチパネル液晶モニターを備え、内蔵バッテリーで最大連続2時間20分の動画撮影または最大320枚の写真撮影ができる。本体寸法は幅131×高さ67×奥行き122mm、重さは約515g(バッテリー含む)。