PFUは2011年2月7日、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズに、ネットワークとの連携機能を備える「ScanSnap N1800」を追加した。主に部門など少人数で利用することを想定している。同日より受注を開始し、2月25日から販売する。
スキャンしたデータを、ファイルサーバーへ保存したり、メールで送信したり、ネットワーク上のプリンターで印刷したりできるのが特徴である。さらに、クラウドサービスと連携して、スキャンした文書を画面からボタン操作しインターネット上に保存可能である。
クラウドサービスと連携するには、あらかじめ同モデル専用のアプリケーション(Add-in)を組み込む。Add-inの第1弾はドキュメント管理・共有ができる「Googleドキュメント」用で、2011年4月1日に無料で提供を開始する予定だ。以降、セールスフォース・ドットコムの顧客管理サービス「Salesforce CRM」、メモサービス「Evernote」などに対応するAdd-inを順次無料で提供していくという。同社が提供する専用開発キット(SDK)を使ってAdd-inをユーザーが開発することも可能である。
8.4型XGA(1024×768ドット)タッチパネル画面を備えるほか、ソフトウエアキーボード機能を搭載する。画面からスキャンした文書データの保存先などを、画面に現れるメニューから指で直接操作する。ユーザー認証機能と連動し、スキャンしたデータを自分宛にメールで送信するとともに、ファイルサーバーの特定フォルダーに保存するといった一連の処理をまとめて1つのボタンとしてメニュー画面に登録することができる。
スキャン速度は両面・片面とも毎分20枚(200dpi、300dpi読取時。カラー/グレースケール/白黒)。きょう体は幅300×奥行き226×高さ172mm、重さは6kg。価格はオープン(同社直販サイトでの価格は17万8000円)。