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 富士フイルムは、2011年2月8日、デジタルカメラの新製品6機種を発表した。

 「FinePix X100」は、APS-Cサイズの大型CMOSセンサーを搭載する高級コンパクト機。光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えて使用できる「ハイブリッドビューファインダー」を搭載する。被写体をできるだけクリアに見たい時や撮影時のタイムラグを少なくしたい時には光学ファインダー、ピントや露出、ホワイトバランスなどを調整し、できあがり画像のイメージを見ながら撮影したい時は電子ビューファインダーといった具合に使い分けができる。

 レンズは固定式単焦点となり、焦点距離は23mm(35mm判換算で35mm)、開放絞り値はF2となる。撮像素子には専用に開発した1230万画素APS-CサイズCMOSセンサーを採用し、新開発の画像処理エンジン「EXRプロセッサー」と組み合わせることで、広いダイナミックレンジ、低ノイズなどを実現したという。

 ボディーは、天面と底面にマグネシウム合金を使用。操作ダイヤルやリング類も金属の削り出しとすることで高級感を出した。実勢価格は約13万円で、発売は3月5日を予定する。

 「FinePix F550EXR」は、35mm判換算で焦点距離24mmからの光学15倍ズームレンズを搭載する高倍率コンパクト機。新開発の1600万画素「EXR CMOSセンサー」と画像処理エンジンEXRプロセッサーを採用することで、高感度撮影時のノイズ量を、従来モデルに比べ最大約1/8に低減したという。連写機能も1600万画素のフル画素で最大約8コマ/秒を実現した。

 49パターンの画質設定の組み合わせから最適なものをカメラが自動で判断する「プレミアムEXR AUTO」や、撮影と同時にその場所の位置情報(緯度・経度)を記録するGPS機能などを搭載する。ボディーカラーは、シャンパンゴールド、ブラック、ホワイト、レッドの4色を用意。実勢価格は約4万円で、発売は2月26日を予定する。

 「FinePix HS20EXR」は、35mm判換算で焦点距離24mmからの光学30倍手動ズームレンズを搭載するロングズームモデル。FinePix F550EXRと同じく、新開発の1600万画素EXR CMOSセンサーと画像処理エンジンEXRプロセッサーを採用し、プレミアムEXR AUTO機能や最大約8コマ/秒の連写にも対応する。実勢価格は約5万円で、発売は3月5日を予定する。

 「FinePix XP30」は、5m防水機能や1.5mの耐衝撃構造を持つアウトドアモデル。マイナス10℃までの耐寒機能、砂やホコリの侵入を防ぐ機能も装備する。撮像素子は1420万画素のCCDで、35mm判換算で焦点距離28mmからの光学5倍ズームレンズを搭載。ボディーカラーは、オレンジ、ブルー、ホワイトの3色、実勢価格は約2万5000円で、発売は3月5日を予定する。

 「FinePix T300」は、35mm判換算で焦点距離28mmからの光学10倍ズームレンズを搭載する高倍率コンパクト機。あらかじめバッテリーが2個付属し、撮影中のバッテリー切れにも交換することで対応できる。高速赤外線通信(IrSimple/IrSS)を使って、対応するデジタルカメラや携帯電話、デジタルフォトフレームに画像を送信することも可能。撮像素子は1400万画素のCCD。ボディーカラーはシャンパンゴールド、ブルー、レッド、ガンメタルの4色を用意する。実勢価格は約2万5000円で、3月中旬の発売を予定する。

 「FinePix JX400」は、撮像素子に1600万画素のCCDを搭載するスタンダードモデル。35mm判換算で焦点距離28mmからの光学5倍ズームレンズを搭載する。FinePix T300同様、高速赤外線通信(IrSimple/IrSS)機能を搭載し、対応機器に写真を送信できる。また「ウェブアップロード」機能を使って、撮影した動画や写真を面倒な設定不要で「YouTube」や「mixi」「Facebook」などのSNSサイトにアップロードの予約もできる。ボディーカラーは、シャンパンゴールド、レッド、ピンク、ブルー、ブラックの5色を用意。実勢価格は約1万5000円で、発売は3月5日を予定する。

 

■変更履歴
記事公開当初、FinePix X100の焦点距離が35mm判換算で23mmとなっておりましたが、正しくは35mm判換算で35mmです。お詫びして訂正します。本文は訂正済みです。 [2011/2/9 18:55]