米マイクロソフトは、Webブラウザー「Internet Explorer(IE)」の次期バージョン「IE9」の製品候補版(RC版)を2011年2月10日(米国時間)に公開するもようだ。同日に米サンフランシスコで開催するIE9関連のイベントで発表するとみられる。
このイベントについては、「ある重要なニュースがある」と書かれた招待状が、米国の一部メディアなどに届いている。現在、IE9はベータ版が公開されているが、開発スケジュールを考慮すると、そろそろRC版が提供されてもよい時期だ。そこで、2月10日のイベントでRC版の公開が発表されるという“うわさ”が、インターネット上を飛び交っている。
一方、IEの開発者がつづる公式ブログは2月8日(同)、IE9のパフォーマンスについて投稿。その末尾に、「ベータ版はこれらの目標達成に向けた大きなステップだった。次に来るものは、同様に重要なステップになるだろう。(中略)まずは、我々はサンフランシスコに向かう」と、同イベントに参加する意気込みを付け加えた。そして、この「サンフランシスコに向かう」という記述に対して、「IE9のRC版は、2月10日に公開される」と題したZDNetの予想記事をリンクさせているのだ。つまり、2月10日のイベントでRC版が公開されるという予想を、事実上認めた形となっている。