リンクスインターナショナルは、米NVIDIAの「GeForce GTX 580」を搭載したハイエンドのグラフィックスボード「N580GTX HydroGen OC」を2011年2月11日発売する。オーバークロックを施し、独自の水冷ブロック「HydroGen」を搭載した水冷システム向け。価格はオープンで、予想実売価格は6万9800円前後。
台湾MSIの製品で、DirectX 11をフルサポートする。GPUのコアクロックを772MHzから800MHzに、メモリークロックを4008MHzから4096MHzにオーバークロックしてあり、独自のユーティリティツール「Afterburner」で、動作クロックやコア電圧などの変更も可能。「NVIDIA SLI」に対応し、複数のグラフィックスボードの並列動作で3D処理能力を向上させることができる。
「HydroGen」は、水冷システム(別売)と接続して冷却効果を高めるCPUクーラー。熱の伝導率が高い銅製で、GPUとメモリーチップを効率よく冷やす。循環ポンプ、ラジエーター、冷却液などが別途必要となる。
搭載するグラフィックスメモリーはGDDR5-1536MB。スロット形式はPCI Express x16。バス対応規格はPCI Express 2.0。出力端子はDVI-Iが2基、mini HDMIが1基。なめらかな動画再生ができる「NVIDIA PureVideo HD」、3D映像を楽しめる「NVIDIA 3D Vision」にも対応する。