イーフロンティアは2011年2月9日、景観の3DCGを作成するプロ向けソフト「Vue」シリーズの最新版「Vue 9 Infinite」「Vue 9 xStream」を発表した。価格はオープンで、実売想定価格は未定。2月25日に販売を開始する。
Vueシリーズは、森や空、海など景観に特化した3DCG作成ソフト。質感を精密に表現する「質感エディタ」と、高速の「レンダリング機能」を搭載し、複雑な景観のグラフィックスを作成できる。最新版のVue 9 Infiniteでは、立体的な地形をモデリングする「地形エディタ」機能を強化。レンダリング機能も向上しており、作業時間を最大30％短縮できる。
Vue 9 xStreamは、Vue 9 Infiniteの全ての機能に加え、シャドウキャスト・反射・屈折などのVueエレメントと、他アプリケーションのプラグインが可能。3ds Max、Maya、LightWave、CINEMA 4D、Softimageなどで編集したエレメントを、Vue 9 xStreamで一括してレンダリングできる。
同社は、基本的な機能に絞った「Vue 9 アーティスト製品」3バージョンも同時に発表した。入門者向けの「Vue 9 Esprit」は、3D作成に必要な基本機能のみで構成される。中級者向けの「Vue 9 Studio」は、植生の編集機能とネットワークレンダリング機能を搭載。「Vue 9 Complete」は高度なアニメーション処理も可能となり、小規模スタジオでの使用など、セミプロにも対応する。価格はVue 9 Espritが2万3800円、Vue 9 Studioが4万7800円、Vue 9 Completeが7万1800円で、3月25日に発売する。
対応OSはMac OS X 10.5以降（32ビット／64ビット）、Windows XP/Vista/7（32ビット／64ビット）のハイブリッド版。
