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 ノルウェーのオペラソフトウエアは2011年2月10日、同社のモバイル向けWebブラウザー「Opera Mini」と「Opera Mobile」のユーザー数が、合計で1億人を超えたことを明らかにした。

 同社では、モバイル向けのWebブラウザーを2種類用意している。パソコン版Operaと同様の機能を備えたOpera Mobileと、軽量版のOpera Miniである。いずれも、閲覧しようとするWebページの情報を、オペラソフトウエアのサーバーで圧縮してから受信する機能を備える。Opera Miniでは最大90%、Opera Mobileでは最大80%圧縮できるという。このため他のブラウザーと比較すると、Webページを高速に表示できるとしている。

 Opera Miniは、Java MEを搭載した携帯電話や、iPhone、BlackBerry、Windows Mobile搭載スマートフォン、Android搭載スマートフォンなどに対応。Opera Mobileは、Windows Mobile搭載スマートフォンやau携帯電話、Symbian OS S60搭載スマートフォンなどに対応する。

 Opera Miniが正式公開されたのは2006年。以降、ユーザー数を増やし、2011年1月時点で9000万人を突破(図)。Opera Mobileのユーザー数はおよそ1500万人なので、両者を合わせると1億人を超えたという。

 これらは、モバイル版Operaをダウンロードしてインストールしたユーザーの数。プレインストール版のユーザー数は含まれない。このため同社では、実際のユーザー数はもっと多いだろうとしている。