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 グーグルは2011年2月15日、動画サイトYouTubeの広告表示に関する説明会を開催し、米国本社のプロダクトマネジメントディレクターであるシシール・メロートラ氏が広告プラットフォームとしてのYouTubeの現状と将来を説明した。

 YouTubeは現在世界25カ国でサービスを展開しており、数多くのユーザーが利用している。同社の統計によると、1日に20億回の動画を再生、毎分35時間以上の新しい動画がアップロードされていることになるという。日本国内のYouTubeユーザーは、世界の中で「北米に続いて、2番目に多い」(メロートラ氏)とされており、1カ月に2900万人が利用しているという。

 YouTube上では4つの方法で広告を配信している。(1)トップページの広告、(2)動画を検索した際に表示される広告、(3)動画視聴時に表示される広告、(4)企業の専用ページ「ブランドチャンネル」といった特設サイトである。これらの方法で、YouTube広告の収益は2年連続で3倍というペースで増えたという。

 最近では、企業が視聴者の注目を引くためのユーモアが溢れる面白い動画や、生活に役立つ知識を紹介する動画などを作成し、そのなかにさりげなく製品の宣伝を挿入する手法で、大きなビューを集めている。米国をはじめ海外では、ある男性用ボディーソープの宣伝用動画が人気となり「英国歌手スーザン・ボイルの動画よりも早く1億の再生回数に到達した」(メロートラ氏)という現象も起きている。

 今後は「TrueView」という新しい広告配信の手法を導入していく。一つは民放のテレビのように、再生している動画コンテンツの途中で、広告の動画を挿入する「インストリーム広告」。ユーザーが広告の動画を途中で止めることもできるが、広告の動画を最後まで再生されたときだけ、広告主に対し広告料金の課金を求める。もう一つは、動画を再生する前に複数の選択肢から表示する広告動画を選択する「インスレート動画」である。インストリーム広告は既に米国でテスト導入が進んでおり、日本でも3月から開始となる予定だ。