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 Intelは2011年2月28日、同社として初めてSerial ATA 6Gbpsに対応した新型のSSD「SSD 510 Series」を発表した。Marvell Technology Group製のコントローラーチップとIntel製のNANDフラッシュメモリーを組み合わせた製品で120GB(予想実勢価格は2万7000円)と250GB(5万7000円)の2種類ある。日経WinPCはSSD 510 Seriesのサンプル品を入手。転送速度を調べた。

「SSD 510 Series」の120GBモデル。2.5インチHDD互換の大きさで厚みは9.5mm。
「SSD 510 Series」の120GBモデル。2.5インチHDD互換の大きさで厚みは9.5mm。
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SSD 510 Seriesの250GBモデル。外観は120GBモデルと変わらない。
SSD 510 Seriesの250GBモデル。外観は120GBモデルと変わらない。
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 これまでのIntel製SSDのインターフェースはいずれもSerial ATA 3Gbps。6Gbpsに対応したのは、このSSD 510 Seriesが初めてだ。フラッシメモリーはMLC(Multi Level Cell、多値記録)で、製造プロセスは、これまでと同じく34nmとなっている。

 6Gbps対応をうたうだけあって、順次アクセスの公称値は高い。250GBだと読み出しが500MB/秒、書き込みが315MB/秒。120GBモデルでも、それぞれ450MB/秒、210MB/秒だ。4KB読み出し時のIOPS(I/O Operations Per Second、1秒当たりの入出力回数)は2万、書き込み時は8000だという。

120GBモデルの基板。コントローラーはMarvell Technology Group製の「88SS9174-BKK2」。キャッシュ容量は非公開とのことだった。
120GBモデルの基板。コントローラーはMarvell Technology Group製の「88SS9174-BKK2」。キャッシュ容量は非公開とのことだった。
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250GBモデルの基板。コントローラーチップは120GBモデルと同じだ。
250GBモデルの基板。コントローラーチップは120GBモデルと同じだ。
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