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 米マイクロソフトは2011年3月4日(米国時間)、同社のWebブラウザー「Internet Explorer 6」(以下、IE6)の使用停止を呼び掛けるためのWebサイト「The Internet Explorer 6 Countdown」を開設した。誕生して10年を迎えるIE6の利用を抑制し、最新ブラウザーへの移行を促すことで、Webサイトの開発者などがIE6をサポートする負担を軽減するのが狙いだ。

 同社が引用する米ネットアプリケーションズの調査結果によると、2011年2月28日時点で、IE6の全世界でのシェアは12%。これは1年前より9%低くなってはいるものの、Webサイトの開発者としては看過できない数字だ。同社ではこれを1%未満にするという目標を掲げ、カウントダウンサイトを開設した。このサイトには世界地図が設けられ、各地域でのIE6のシェアが示されている。その数字が減少していくのを確認し、1%未満になることを見届けようというわけだ。

 同社が「1%」という数字にこだわったのは、「世界中の多くのWebサイトやIT技術者が、IE6を優先度の低いブラウザーと見なすことができ、IE6のためにサイトのアップデートや修正を行う必要がなくなることを意味する」(公式ブログ)ため。10年前に登場したIE6は、最新のWebの標準技術からは既に遅れたものとなっている。このIE6をサポートするために多くの時間を割いてきたWeb開発者の負担をなくすのが、カウントダウンサイトの目標だ。Web開発者の中でも、IE6の利用停止を呼び掛ける同様の動きはあり、ちょうど1年前の2010年3月には、米国のWebデザイン会社がIE6の“葬儀”を執り行い、米マイクロソフト自身もこれに“献花”していた(関連記事)。

 カウントダウンサイトでは、IE6の利用停止を促すためのバナーもWeb開発者向けに提供。このバナーコードを組み込んだWebページにIE6でアクセスすると、「あなたは時代遅れのブラウザーを使っています。より速く安全なブラウジング体験を得るために、今すぐ無料でアップグレードしてください。」(原文は英語)とバナーが表示される。

 なお、カウントダウンサイトの数字(米ネットアプリケーションズ調べ)によると、日本でのIE6のシェアは10.3%。米国は2.9%、英国は3.5%、韓国は24.8%で、最もシェアが高い中国は、34.5%となっている。