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 東芝は2011年4月20日、液晶テレビやビデオレコーダー、3DノートPCやアンドロイド端末などの新製品を発表。これに合わせ、4月1日に発足したパソコン事業と液晶テレビ事業を統合する「東芝デジタルプロダクツ&サービス社」の事業戦略について明らかにした。

 発表会では同社執行役上席常務 デジタルプロダクツ&サービス社社長の大角正明氏が説明を行った。同氏はまず、世界市場におけるテレビ、ノートPC、タブレット端末の需要の変化について説明。テレビは先進国での需要は頭打ちとなるものの、新興国では年率23%の高い率で成長を続けるとした。ノートPCも先進国で11%、新興国では21%成長し、タブレット端末は世界全体で年率58%の成長を続けるとの見方を示した。

 東芝は2010年度、成長が著しい新興国への取り組みを積極的に行っており、アジア地域では停電時にバッテリー電源に切り替えて視聴できる液晶テレビや、防塵機能を搭載したノートPCなど、地域密着型の商品で販売台数を伸ばしている。

 東芝デジタルプロダクツ&サービス社では、事業体制はこうした地域密着型を進める。逆に開発や生産では別々だったテレビとPCの事業を横断的に統括することで、商品展開と市場への対応のスピードアップを図る。大角氏は2013年度の目標として、テレビとパソコンの合計販売台数を、2010年度の3000万台強から、6000万台へと倍増し、シェア拡大を目指すとした。

 国内市場では、液晶テレビ「REGZA」とノートPC「dynabook」の技術力を融合した製品の開発を進める。REGZAでは最大6チャンネルを過去30時間分常に録画できる「ZG2シリーズ」、偏向フィルター方式による軽量なメガネで3D映像が楽しめる「ZP2シリーズ」を発表。5月下旬より順次発売となる。

 パソコン関連では2010年12月にREGZAで商品化していたメガネ不要の3D表示技術を応用した「dynabook Qosmio T851」、REGZAとの連携機能を備えたAndroid 3.0搭載のタブレット端末「REGZA Tablet AT300」などを発表した(詳細は別掲のニュースを参照)。

 震災からの復興に向けて、節電の技術も紹介された。テレビでは電力使用のピークとなる時間帯にAC電源からバッテリーに切り換えて視聴できる「ピークシフト機能」を備えた機種を7月に商品化する。春に発売済みのパソコン「dynabook R731/39B」では「ピークシフトコントロール」を搭載。ピークとなる時間帯を指定しておけば、自動的に低消費電力モードに切り替わり、バッテリー駆動になるという。