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 セキュリティ企業の米マカフィーは2011年5月26日、ノートPCやスマートフォンといった携帯端末のセキュリティに関するアンケート結果を公表した。対象は、日本を含む14カ国の企業ユーザー。回答した企業の4割は、携帯端末の紛失あるいは盗難を経験していると回答した。

 今回マカフィーでは、世界14カ国の企業ユーザーを対象に、携帯端末に関するアンケートを実施した。対象国は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、メキシコ、オランダ、スペイン、スイス、英国、米国。企業のIT担当者および一般ユーザー計1500人以上から回答を得た。企業全体に関する質問は前者に、ユーザーに関する質問は後者に対して行った。

 アンケートの主な結果は以下の通り。まず、携帯端末の紛失・盗難については、回答した企業(IT担当者)の4割が経験しているという。

 さらに、紛失または盗難に遭った携帯端末の半数には重要なビジネスデータが保存されていて、紛失・盗難件数の3分の1では金銭的な被害が発生したと回答している。それらの端末に保存されていたビジネスデータとしては、顧客データが最も多く、以下、企業の知的所有権、財務データ、従業員データと続く(図)。

 実際、ユーザーの過半数は、重要なデータを携帯端末に保存していると回答した。回答者の23%は、仕事関連および個人的な重要データ(パスワードなど)を保存。仕事関連のデータのみ保存していると答えたのは11%、個人的なデータのみ保存していると答えたのは17%だった。

 とはいえ対策は進んでいない。携帯端末の紛失あるいは盗難を経験した企業のうち、セキュリティ対策を強化したのは3分の2にとどまっている。1割の企業については、紛失あるいは盗難を経験したにもかかわらず、予算の都合でセキュリティ対策を全く実施していないと回答した。