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 米Appleは、米サンフランシスコで米国時間2011年6月6日から開催する年次イベントWorldwide Developers Conference(WWDC)の基調講演に病気療養中のSteve Jobs最高経営責任者(CEO)が登壇し、Macintosh(Mac)や、iPad、iPhone用の次期OSなどを披露すると発表した。

 米国時間5月31日に出した発表資料で同社は初めてモバイルOSの次版「iOS 5」の存在を明らかにし、かねてうわさされていたクラウドサービスの名称「iCloud」も発表した。

 Appleはこれ以上の詳しい情報を出していないが、米BloombergはこのうちiOS 5について、Mac OS Xとの連結がこれまで以上に密接になると報じている。またiCloudについては、同社が現在年間99ドルで提供しているオンラインサービス「MobileMe」を刷新するものになると伝えている。Appleは米ノースカロライナ州に10億ドルをかけてデータセンターを構築しており、新サービスはこの施設から提供されるという。

 一方米Wall Street Journalは5月31日付の電子版で、先に伝えられていたAppleの新たな音楽配信サービスについて、同社がすでに米Warner Music Group、米Sony Music Entertainment、英EMI Groupと契約を締結しており、4大レコードレーベルの残りの1社、フランスVivendi傘下の米Universal Music Groupと今週中にも契約するもようと伝えている(関連記事:Appleが「クラウドミュージック」開始へ大手レコード会社と交渉中、と米メディア報道)。

 なおAppleは新製品や新サービスの発表前に情報を一切出さないことで知られる企業。今回は開発者会議の前週の発表と異例な措置となったが、これについて米New York Timesは、「今回はiPhoneの新製品の発表はなく、Appleは人々のiPhoneへの期待を打ち消し、イベントがクラウドサービスやOSが中心であることを強調したかったのではないか」と伝えている。

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