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 パソコン雑誌の「PCfan」(毎日コミュニケーションズ)は2011年6月4日、東京・秋葉原でPCユーザー向けのイベント「PCfan Cafe」を開催した。最終ステージにはインテルの天野伸彦氏が登壇。最新チップセット「Intel Z68」の機能の詳細や、Serial ATA 3Gbps対応のSSD「SSD 320 Series」の機能と使いこなしについて語った。また、PC系のイベント出演が最後になることも明らかにした。

イベントでステージに登壇したインテルの天野伸彦氏。終盤で、今回のステージが最後であると明かした。
イベントでステージに登壇したインテルの天野伸彦氏。終盤で、今回のステージが最後であると明かした。

 天野氏のメインの話題は、5月に発売した最新チップセット「Intel Z68」と、Serial ATA 3Gbps用のSSD「320 Series」。Z68はSSDをキャッシュとして使うことでHDDのアクセス性能を見かけ上高速化する「Smart Response Technology」の紹介と、自身が使った感想を説明した。また、特別なソフトウエアを使わなくても、外付けのグラフィックスボードを使いながらCPU内蔵のグラフィックス機能が備える動画エンコード機能「Quick Sync Video」を利用する方法を解説した。以下、スライドを中心にレポートする。

本論の前に、不具合のあるIntel 6シリーズを搭載したマザーボードの交換が遅れた理由を説明した。「他社と比べて対応が遅すぎるとネットで話題になっていた」(天野氏)。実はインテルは、サポートチームが直接対応すべく筑波本社で交換の準備を進めていた。代替品の確保も済み、告知する予定だったが、その日がちょうど3月11日。筑波本社が大きく損壊してしまった。
本論の前に、不具合のあるIntel 6シリーズを搭載したマザーボードの交換が遅れた理由を説明した。「他社と比べて対応が遅すぎるとネットで話題になっていた」(天野氏)。実はインテルは、サポートチームが直接対応すべく筑波本社で交換の準備を進めていた。代替品の確保も済み、告知する予定だったが、その日がちょうど3月11日。筑波本社が大きく損壊してしまった。
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会場では「インテル社員でも見たことがない人がいる」(天野氏)という、社員が撮影した映像を公開。余震とみられるが、揺れは建物自身が大きく動くほどで、天井から激しく流れてくる水でびしょ濡れのオフィスに警報が鳴り響く、生々しい映像だった。こうした内情を告知するわけにもいかず、結局サポートする別の場所の確保などで1カ月以上かかることとなったという。
会場では「インテル社員でも見たことがない人がいる」(天野氏)という、社員が撮影した映像を公開。余震とみられるが、揺れは建物自身が大きく動くほどで、天井から激しく流れてくる水でびしょ濡れのオフィスに警報が鳴り響く、生々しい映像だった。こうした内情を告知するわけにもいかず、結局サポートする別の場所の確保などで1カ月以上かかることとなったという。
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「Smart Response Technology」(SRT)に過度な期待は禁物としながら、使い方が決まっている人には効果が高いとした。一度読み出したデータを再度使うことの少ない、動画のエンコードなどではあまり効果がない。
「Smart Response Technology」(SRT)に過度な期待は禁物としながら、使い方が決まっている人には効果が高いとした。一度読み出したデータを再度使うことの少ない、動画のエンコードなどではあまり効果がない。
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SRTは、書き込み時はHDDとSSDの両方にアクセスする「拡張モード」と、とりあえずSSDに書き込んでおき後からHDDに書き戻す「最速モード」(図中の最大は誤り)がある。最速モードは書き込みがSSDの速度になるので速いが、PCの動作が停止したときにデータを失う恐れがある。まずは拡張モードを試し、それから最速モードに切り替えて様子を見るのがよいという。レースゲームの読み出しが高速化するデモを実施したが、事前にテストしたキャッシュが残っていたのか最初からキャッシュが効いてしまい、本来1分ほどかかる処理が7秒程度で終わってしまうハプニングが起こった。2.2TBを超えるドライブとの組み合わせは、現段階ではお薦めしないという。
SRTは、書き込み時はHDDとSSDの両方にアクセスする「拡張モード」と、とりあえずSSDに書き込んでおき後からHDDに書き戻す「最速モード」(図中の最大は誤り)がある。最速モードは書き込みがSSDの速度になるので速いが、PCの動作が停止したときにデータを失う恐れがある。まずは拡張モードを試し、それから最速モードに切り替えて様子を見るのがよいという。レースゲームの読み出しが高速化するデモを実施したが、事前にテストしたキャッシュが残っていたのか最初からキャッシュが効いてしまい、本来1分ほどかかる処理が7秒程度で終わってしまうハプニングが起こった。2.2TBを超えるドライブとの組み合わせは、現段階ではお薦めしないという。
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SRTで使うSSDに制限は無いものの、検証はIntel製SSDでのみ行っている。安心して使いたいならIntel製をお薦めするという。
SRTで使うSSDに制限は無いものの、検証はIntel製SSDでのみ行っている。安心して使いたいならIntel製をお薦めするという。
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Intel Z68やIntel H67/61で、CPUが内蔵するグラフィックス機能と外付けグラフィックスボードを両立する方法として、Lucid Technologiesの「Virtu」がある。「内蔵グラフィックスを優先するモードはそこそこ動くが、外部優先のモードはいろいろとうまくいかないことがあるという評判」(天野氏)。
Intel Z68やIntel H67/61で、CPUが内蔵するグラフィックス機能と外付けグラフィックスボードを両立する方法として、Lucid Technologiesの「Virtu」がある。「内蔵グラフィックスを優先するモードはそこそこ動くが、外部優先のモードはいろいろとうまくいかないことがあるという評判」(天野氏)。
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外付けグラフィックスボードを使ったときでも、内蔵グラフィックスも同時に使い、内蔵をプライマリーにしておけば、Quick Sync Video(QSV)は使える。さらに、内蔵をプライマリーにせずにQSVを使う方法として、内蔵側の映像出力端子にPC切り替え機のディスプレイケーブルをつなぐ(内蔵からの画面は映さない)手法を紹介した。
外付けグラフィックスボードを使ったときでも、内蔵グラフィックスも同時に使い、内蔵をプライマリーにしておけば、Quick Sync Video(QSV)は使える。さらに、内蔵をプライマリーにせずにQSVを使う方法として、内蔵側の映像出力端子にPC切り替え機のディスプレイケーブルをつなぐ(内蔵からの画面は映さない)手法を紹介した。
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外部グラフィックスをメインで使った状態で、QSVに対応した動画エンコードソフト「TMPGEnc Video Mastering Works 5」(ペガシス)を起動したところ。CPU内蔵グラフィックスのQSVが有効になっていることを示す「Intel Media SDK Hardware」がエンコード方法の選択肢に出ている。ただし、BIOSで内蔵グラフィックス機能を「常に有効」な状態にできるマザーボードでないと、この手法は使えないという。
外部グラフィックスをメインで使った状態で、QSVに対応した動画エンコードソフト「TMPGEnc Video Mastering Works 5」(ペガシス)を起動したところ。CPU内蔵グラフィックスのQSVが有効になっていることを示す「Intel Media SDK Hardware」がエンコード方法の選択肢に出ている。ただし、BIOSで内蔵グラフィックス機能を「常に有効」な状態にできるマザーボードでないと、この手法は使えないという。
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