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 セキュリティ企業のマカフィーは2011年7月6日、スマートフォンなどの携帯機器を狙ったウイルス(モバイル感染ウイルス)が増えているとして注意を呼びかけた。特に、Androidに感染するウイルスが増加しているという。

 同社が2004年6月以降に検出したモバイル感染ウイルスは、亜種を含めると累計で1112種類。亜種とは、既存のウイルスを改変することで作成されるウイルスのこと。亜種を含めない場合でも203種類に達している。

 2011年6月だけでみると、検出したモバイル感染ウイルスの種類は47件(亜種を含む)。47件のうち、Androidを対象にしたウイルス(Androidウイルス)は24件で過半数を占めた。内訳は新種が3件、亜種が21件。1カ月に報告されたAndroidウイルスの数としては、過去最多だったという。

 加えて2011年6月には、Androidの脆弱性を悪用するウイルスも確認された。同社が「DroidKungFu」と名付けたウイルスは、実行されるとAndroidの脆弱性を突いてroot権限(管理者権限)を奪取。DroidKungFuに含まれるプログラムをシステムディレクトリにインストールする(図)。

 2011年3月に出現した「DroidDream(DrdDream)」ウイルスも、Androidの脆弱性を突いてroot権限を奪う。異なるのは、脆弱性を突くプログラムが暗号化されていること。このため、DroidKungFuの方がDroidDreamよりも検出しづらいという。