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 KDDIは2011年9月26日、スマートフォンなど2011年秋冬モデルの発表会を開催した。スマートフォンのラインナップを増やし、利用できるネットワークやサービスの選択肢を広げることで、「ユーザーが欲しい未来を選べる自由を提供する」(田中孝司社長)とコンセプトを説明。WiMAXと3G(第3世代携帯電話)通信機能を備えた4機種のスマートフォンなどを公表した。一方、既に報道されている米アップルのiPhone 5の投入については「ノーコメント」(田中社長)と言及を避けた。

 田中社長は1年前にシャープ製のスマートフォン「IS03」を発表したことを振り返り、その後も、デザイン性を重視した「INFOBAR A01」やWindows Phone 7.5を搭載した「IS12T」、WiMAXの通信機能を搭載した「htc EVO WiMAX ISW11HT」などを投入して選択肢を広げることで「ワクワク感を提供してきた」と説明。今回は、そのユーザーの選択肢をより拡大するための製品として、4機種のWiMAX対応スマートフォンを含む新製品を紹介した。

 WiMAX対応の4機種は、台湾HTC製の「htc EVO 3D ISW12HT」、米モトローラ・モビリティー製の「MOTOROLA PHOTON ISW11M」、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の「ARROWS Z ISW11F」、京セラ製の「DIGNO ISW11K」。OSはいずれもAndroidになる。ISW11Kを除く3機種は、処理性能の高いデュアルコアCPUを搭載する。

 現時点でのWiMAXの対応エリアは全国政令指定都市で95%、東名阪の主要都市で99%に到達しているとして、都市部でのつながりやすさに自信を見せた。なお、スマートフォン以外のWiMAX対応製品として、モバイルルーターの「Wi-Fi WALKER DATA08W」やタブレット端末「ビジネスタブレット -TOUGH- ETBW11AA」も投入する。

 このほか、通信機能が3G通信のスマートフォン2機種と、それ以外の携帯電話3機種も発表した。サービス関連では、月額980円でauのユーザー同士で1時~21時の通話が無料になる「プランZシンプル」、月額315円でウイルス対策や紛失時にリモートロックするといった機能を追加できる「安心セキュリティパック」を追加する。

 今回の2011年秋冬モデルのキャッチコピーは「未来は選べる」。その意味について田中社長は、「サービスを提供する側の論理を押しつけるのではなく、ユーザーが選ぶ時代になる。そのとき通信事業者の役割は、ユーザーの要望にお応えできるかという1点に集約される。欲しい未来を選べる自由を提供する」と説明した。iPhone報道の肯定を示唆する発言のようにも受け取れるが、質疑応答でiPhoneに関する発言を求められると「現時点ではすべてノーコメント。申し訳ありません」と答えた。