PR

 KDDI(au)とライブドアは2011年10月7日、ライブドアの公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」事業をKDDIが12月1日付で無償で譲り受けることで合意したと発表した。

 livedoor Wirelessのアクセスポイントは約2300カ所。うち約2000カ所は山手線内の電柱に設置してあり、屋外のネットワークが充実しているのが特徴。このほか、東京大学や京都大学、早稲田大学西早稲田キャンパス、喫茶室ルノアール、TKP会議室などにアクセスポイントを持っている。

 KDDIはスマートフォンのトラフィック増加対策として、3G回線や固定回線、モバイルWiMAX回線とともに公衆無線LANサービスの増強を図っており、2013年6月末をめどにスマートフォン向け公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のアクセスポイントを10万局まで増やす意向を示している。その一環としてlivedoor Wirelessのアクセスポイント設備を自社グループに組み入れ、au Wi-Fi SPOTやパソコン向け公衆無線LANサービスの「Wi2 300」などのアクセスポイントとして活用する。「livedoor Wirelessはもともと、インターネット側の回線として当社の光ファイバー網を採用しており、その意味でも当社のネットワークと親和性が高かった。そうした背景もあり、売却先として当社を選んでいただけた」(KDDI)としている。

 ただし、これまでもKDDIはlivedoor Wirelessのアクセスポイントを借り受けau Wi-Fi SPOTやWi2 300のSSIDを発信している。今回の買収によって、au Wi-Fi SPOTやWi2 300のアクセスポイント数が増加するわけではない。また、ライブドアは今後もlivedoor Wirelessのサービスを現在と同規模で継続する。買収後は従来と逆に、ライブドアがKDDIからアクセスポイントを借り受けlivedoor WirelessのSSIDを発信する形となる。

 なお、livedoor Wirelessでは現在、ソフトバンクWi-FiスポットのSSIDも発信している。買収後のソフトバンクWi-Fiスポットの扱いについては、「これからソフトバンクとライブドアとの間で協議することになる」(KDDI)。

 KDDIでは、今後の公衆無線LANサービスのアクセスポイント展開について、屋内だけでなく、屋外を含めエリアに広がりを持たせる意向を示している。「当社の場合は、インターネット側回線として光ファイバーとモバイルWiMAXを選べるという強みがある。モバイルWiMAXを使えば、電波が届いて電源がありさえすれば、どこでもアクセスポイントを取り付けられる。例えば自動販売機の上にアクセスポイントを取り付けるなど、これまでより柔軟なエリア展開が可能になる」(KDDI)としている。