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 日本AMDは2011年10月23日、12日に発表した新型CPUのFXシリーズのうち、4コア相当のFX-4100と6コア相当のFX-6100を発売する。日経WinPCはこの2つのCPUに加えて、発売日未定のFX-8120のサンプルを入手。競合製品と併せて性能や消費電力を評価した。

 今回の評価記事では、前回の評価記事(AMDのFX-8150を検証、Core i7には及ばず)から一部の結果を流用しつつ、Athlon II X4やAシリーズ、Core i3など、FX-6100とFX-4100と競合しそうなCPUを新たにテストした。FXシリーズの特徴やテストに使用したアプリケーションの詳細は前回の記事を参考にしてほしい。

 FXシリーズの演算部分は、1系統の命令取り込み(フェッチ)や命令解釈(デコード)に対し、整数演算ブロックを2系統備えており、同時に2個のスレッド(プログラムの実行単位の一つ)を処理できる。AMDはこの構造を「Bulldozerモジュール」と呼んでいる。「Bulldozer」は、もともと開発コード名だったがそのまま正式名称になった。FXシリーズは最大4個のモジュールを備えており、8個のスレッドを同時に実行可能。AMDはこのことから「ネイティブ8コアCPU」と称している。

 以下は、FXシリーズのラインアップだ。FX-8000シリーズは4モジュール/8スレッド実行(4M/8T)。FX-6000は3モジュール/4スレッド(3M/6T)、FX-4000は2モジュール/2スレッド(2M/4T)だ。FX-4100の希望小売価格は9980円。FX-6100が1万4980円、FX-8120は1万8800円。FX-8150は水冷式クーラーとセットで3万3800円だ。FX-8000シリーズの発売日は原稿執筆時点では未定。ただし、FX-8150を搭載したショップブランドのPCは既に販売している。

●AMD FXシリーズの主な仕様
モデルナンバーFX-8150FX-8120FX-8100FX-6100FX-4170FX-B4150FX-4100
動作周波数3.6GHz3.1GHz2.8GHz3.3GHz4.2GHz3.8GHz3.6GHz
全コアターボ時3.9GHz3.4GHz3.1GHz3.6GHz3.9GHz3.7GHz
最大ターボ時4.2GHz4GHz3.7GHz3.9GHz4.3GHz4GHz3.8GHz
TDP125W95W/125W95W95W125W95W95W
モジュール数/スレッド数4/84/84/83/62/42/42/4
2次キャッシュ(各モジュール)2MB
3次キャッシュ(全体)8MB
対応メモリーDDR3-1866
ノースブリッジ周波数2.2GHz2.2GHz2.0GHz2.0GHz2.2GHz2.2GHz2.0GHz

Bulldozerモジュール3個のFX-6100。6スレッドを同時に実行可能だ。
Bulldozerモジュール3個のFX-6100。6スレッドを同時に実行可能だ。
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CPU-ZによるFX-6100の情報。最大ターボ時の動作周波数は画面の通り3.9GHz。TDPはもともと95Wだ。
CPU-ZによるFX-6100の情報。最大ターボ時の動作周波数は画面の通り3.9GHz。TDPはもともと95Wだ。
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2個のBulldozerモジュールを搭載した、「4コア」のFX-4100。
2個のBulldozerモジュールを搭載した、「4コア」のFX-4100。
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FX-4100の詳細情報。最大ターボ時は3.8GHzで動作する。
FX-4100の詳細情報。最大ターボ時は3.8GHzで動作する。
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