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 NVIDIAは2012年3月22日、DirectX 11.1とPCI Express 3.0に対応した新型グラフィックスチップ「GeForce GTX 680」を発表した。デスクトップPC向けの単体チップとしては最上位の製品で、GeForce GTX 580の後継に当たる。日経WinPCはGTX 680のレファレンスボードを入手。GTX 580や競合のRadeon HD 7970などと性能や消費電力を比較した(関連記事:NVIDIA、新設計のGeForce GTX 680を発表 )。

GeForce GTX 680のレファレンスボード。
GeForce GTX 680のレファレンスボード。
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 NVIDIAは、電力当たり性能を高めるためにGTX 680で設計を一新した。GTX 580では32個のCUDAコア(シェーダー)を束ねて「SM(Streaming Multiprocessors)」にしていたが、GTX 680は192個を束ねた「SMX(Next Generation SM)」にした。GTX 680は、2個のSMXを収めた「GPC(Graphics Processing Clusters)」を4セット搭載しており、CUDAコアは全体で1536個とGTX 580の3倍になっている。

 GTX 580はコアが772MHz、シェーダー部分は1.544GHzで動作していた。GTX 680は動作周波数を「ベースクロック」として、仕様上は1.006GHzに一本化した。メモリーはチャンネル数が減り、バス幅がGTX 580の384ビットからGTX 680では256ビットになった。その分、メモリーの転送レートを引き上げて、転送速度そのものは維持した。こうした変更に合わせて、GTX 680はテクスチャーユニットやキャッシュなど、各ユニットの数や帯域幅を調整している。

 下に、GTX 680とGTX 580の主な仕様の違いをまとめた。GTX 580が採用しているアーキテクチャーの開発コード名「Fermi」(フェルミ)。GTX 680のアーキテクチャーは「Kepler」(ケプラー)で、チップ単体の開発コード名は「GK104」だ。NVIDIAは、Keplerベースの上位チップやミドルクラスのチップについての具体的な製品計画は明らかにしていない。

 

●GeForce GTX 680とGTX 580の主な仕様
※1…GPC:Graphics Processing Clusters、※2…:Streaming Multiprocessors、GTX 680はSMX、※3…GTX 580はコアとシェーダーの動作周波数、※4…GTX 580はボードの最大消費電力
チップ名GTX 680GTX 580
GPC*144
SM*2816
CUDAコア1536512
テクスチャーユニット12864
ROPユニット3248
ベースクロック*31.006GHz772M/1.544GHz
ブーストクロック1.058GHz
メモリー転送レート6.008Gbps4.008Gbps
メモリー容量GDDR5 2048MBGDDR5 1536MB
メモリーバス幅256ビット384ビット
メモリー転送速度192.26GB/秒192.4GB/秒
製造プロセス28nm40nm
補助電源端子6ピン×28ピン+6ピン
推奨電源ユニット出力550W600W
TDP*4195W244W

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