PR


 「夏の終わり」と事前告知されていた次期Mac用OS「OS X Mountain Lion」が、予定よりも早い7月に発売されることになった。現行バージョンの「OS X Lion」からわずか1年でのOS更新となる。Lionから始まったiOSからの機能フィードバック路線をさらに進め、使い勝手やiCloudを介した情報の共有など、iPhone、iPadとの統合・連携強化を狙う。注目すべきはその価格。1700円というのは、Lionの2600円よりさらに安く、OSの提供料金としては破格といえる。

 アップルによれば、OS X Mountain Lionは200以上の新機能を含むという。同社のクラウドサービス「iCloud」を通じて、複数のiOSデバイスとデータを同期できるほか、「iMessege」や「リマインダー」、「GameCenter」、「通知センター」など、iOSで提供していたさまざまな機能も利用可能となった。

 本バージョンでは、FacebookやTwitterとの連携も強化している。SafariやiPhoto、Photo Boothといったアプリケーションから、Webページのリンクや写真、動画などを数回のクリックで直接投稿できる。また、Macの連絡先にはFacebookの友だち情報も自動で同期するため、最新のプロフィール写真などが反映される。

 SSDを内蔵するMacのノートブックで、スリープ時にデータやソフトウエアを更新する機能「Power Nap」も新たに搭載した。メールやカレンダー、フォトストリーム、iCloudなどのデータを自動的に更新してくれる。Macが電源に接続されていれば、ソフトウエアの自動アップデートも可能だ。

 そのほか、メール作成や検索などさまざまな場面での音声入力ができるようになった。Macに内蔵したマイクを使うため、セットアップは不要。「点」「感嘆符」などと言えば記号も入力でき、連絡先に保存している人名の読みを認識する。対応言語は英語(米国・英国・オーストラリア)、フランス語、ドイツ語、日本語だ。

 さらに、Apple TVと接続したテレビにMacの画面を表示する「AirPlayミラーリング」や、悪意のあるソフトウエアからパソコンを守る新機能「Gatekeeper」を搭載。中国語の入力方式も強化し、中国独自のミニブログや動画共有サービスなどアプリケーションとの連携にも対応した。

 同社では、無償のOSアップデートを提供する「OS X Mountain Lion Up-to-Dateプログラム」を用意。2012年6月11日からMountain Lionが発売されるまでに対象製品を購入し、30日以内に申し込みをしたユーザーが対象となる。