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 2012年第2四半期(4~6月)における、タブレット端末とパソコンを合わせた「クライアントPC」の世界出荷台数は、前年同期の9733万台から11.7%増え、1億870万台に達した。こうした調査結果を英国の市場調査会社Canalysが現地時間2012年7月31日までにまとめた。

 それによると、最も出荷台数が多かったのは米Appleで、同社の市場全体に占めるシェアは19.4%になった。同年第1四半期に首位だった米Hewlett-Packard(HP)のシェアは12.5%となり、2位に後退した。3位は中国Lenovo Group(聯想集団)でシェアは12.1%。この後、台湾Acer(シェア9.8%)、米Dell(同8.9%)と続いた。

 Canalysは、従来型パソコンとタブレット端末を一つの市場ととらえている調査会社。同社によると、同年第2四半期は、タブレット端末がUltrabookの販売低迷を補う以上に目覚ましく成長し、市場全体を押し上げた。とりわけAppleが3月に投入した第3世代iPadの伸びが大きな影響を及ぼしたほか、韓国Samsung Electronicsの「Galaxy Tab」、台湾ASUSTeK Computerの「Transformer」も堅調に推移した。これによりタブレットの出荷台数は前年同期比75%増の2400万台に達し、クライアントPC全体の22%を占めた。

 これに対し、Windowsパソコンは引き続き低迷している。Canalysによると、Ultrabookの価格がまだ多くの顧客を引きつけるまでに下がっていないことが原因。Windows搭載機のシェアはこれまでで最も低い73%に低下、Intel製プロセッサー搭載機のシェアも過去最低の70%となった。

 一方でLenovoとAcerの出荷台数は伸びている。Lenovoは本拠地、中国での販売が好調で、新興国市場や消費者向け製品に重点を置いた施策が奏功した。Acerは同社が強みを持つイタリアやスペインは依然として低調だが、英国、ドイツ、ロシアなどで売り上げを伸ばしている。同社はロンドンオリンピックのスポンサー企業であることから今後知名度が上がり、2012年後半は販売増が見込めるとCanalysは予測している。

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