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 Amazon.comは現地時間2012年8月30日、同社のタブレット端末「Kindle Fire」が売り切れになったと発表した。Kindle Fireは昨年9月末に販売を開始して以来、同社の米国サイト「Amazon.com」で最も売れる商品になったほか、米国のタブレット端末市場で22%のシェアを獲得したという。

 Amazonは具体的な販売台数を明らかにしていないが、Jeff Bezos最高経営責任者(CEO)は、「数百万人もの顧客がKindle FireをAmazonの歴史で最も成功した製品にしてくれた。Kindle Fireは完売したが、我々には心躍るような製品計画があり、今後も最高のハードウエアとサービスをベストな価格で提供していく」と述べている。

 米メディア(New York Times)によると、Amazonは1週間後の9月6日に米カリフォルニア州サンタモニカでイベントを開催する予定で、すでにメディア関係者を招待している。この会場で年末商戦に向けた新モデルを発表するものと見られており、New York Timesは複数モデルが披露される可能性もあると伝えている。

 AmazonがKindle Fireを発表し、予約販売を開始したのは昨年の9月28日。出荷は同年11月14日に始めている。米IDCによると、同端末は最初の四半期(2011年10~12月)に16.8%の市場シェアを獲得し、米Appleの「iPad」に次ぐ2番目に人気の製品になった。だが、その後の四半期(2012年1~3月)で4%を若干上回る程度まで落ち込み、順位も3位に後退している(関連記事:2012年Q1の世界タブレット出荷台数、iPadのシェア拡大、Kindle Fireは大幅減)。

 タブレット端末市場では、韓国Samsung Electronicsが台頭したり、Appleが第3世代のiPadを発売したり、米Googleが低価格端末「Nexus 7」を投入したりするなど、競争が激化している。Amazonが今後シェアを大きく伸ばすには、海外展開も必要と指摘されている。

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