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負荷時の消費電力はGTX 560 Ti/同460より低い

 システム全体の消費電力を測ったところ、GTX 660(ZOTAC版)は負荷時がGTX 560 Tiより39W、GTX 460より21W低い。消費電力当たりの性能向上は大きい。同世代のGTX 660 Tiに対しても、50W以上低くなっている。ただし、競合製品のRadeon HD 7870/同7850には及ばなかった。

システム全体の消費電力を日置電機の「パワーハイテスタ 3332」で測定した。グラフ左端はアイドル時、右端は不可時の値。負荷時は3DMark 11の「Graphics Test 1」実行時の平均値。
システム全体の消費電力を日置電機の「パワーハイテスタ 3332」で測定した。グラフ左端はアイドル時、右端は不可時の値。負荷時は3DMark 11の「Graphics Test 1」実行時の平均値。

 GTX 660は前世代や2年、4年前の売れ筋モデルと比べて確実な性能向上があり、かつ消費電力は下がっている。GTX 560 Tiからの性能向上は2~4割程度なので、消費電力面以外は買い替えによる効果は小さい。GTX 460や9800 GTに対しては、買い替えによって得られる効果は大きい。

 競合製品との比較では、Radeon HD 7850に対してGTX 660は性能面で上回る。Radeon HD 7850搭載ボードの価格は2万円前後と少し安いので、価格と消費電力を重視するなら現時点ではRadeon HD 7850が有力だ。

 Radeon HD 7870に対しては、ベンチマークソフトだとGTX 660が同等以上だが、今回プレーしたゲームではRadeon HD 7870が上回った。Radeon HD 7870搭載ボードの価格帯は2万円台前半~3万円台前半と、製品によって幅がある。どちらを選ぶかはボードの価格と使用するゲームによって変わるだろう。ただし、Radeon HD 7870や同7850は2012年3月の発売から半年以上経っており、価格がかなり下がっている。今後、GTX 660の価格がこなれてくれば、ミドルクラスの売れ筋となるだろう。

テスト環境
CPU:Core i7-3770K(3.5GHz)、マザーボード:P8Z77-V PRO/THUNDERBOLT(ASUSTeK Computer、Intel Z77搭載)、グラフィックスボード:N660GTX-Ti Twin Frozr IV PE OC(MSI、GeForce GTX 660 Ti搭載)、GeForce GTX 660(レファレンスボード)、ZT-60901-10M(ZOTAC International、GeForce GTX 660搭載)、GLADIAC GTX 560 Ti mini(エルザジャパン、GeForce GTX 560 Ti搭載)、GIADA GTX560-1G(SHENZHEN JIEHE TECHNOLOGY DEVELOPMENT、GeForce GTX 560搭載)、ZT-40403-10P(ZOTAC International、GeForce GTX 460搭載)、Radeon HD 7950(AMDレファレンスボード)、Radeon HD 7870(AMDレファレンスボード)、Radeon HD 7850(AMDレファレンスボード)、電源ユニット:Silent Pro Gold 800W(Cooler Master、定格出力800W、80 PLUS GOLD取得)、OS:Windows 7 Ultimate Service Pack 1 64ビット日本語版。ドライバー:NVIDIAはGTX 660が306.23、他は306.02。AMDはCatalyst 12.8を使用した。