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 MetaMoJiは2012年9月26日、スマートフォンやタブレット端末向けの手書き用デジタルノートアプリ「Note Anytime」を、全世界に向けて提供すると発表した。iPad版は、同日から無償で公開。Windows 8版は2012年10月末、iPhone版は2012年末までに、Android版は2013年春までに公開予定。いずれも、無償で提供する。

 Note Anytimeは、絵や文字などを自由に手書きできるノートアプリ。全ての手書きデータをベクターデータとして保持しており、線分の一部だけを切り出す、コピーする、拡大/縮小する、回転する、といった操作が可能。書いたデータは約700倍まで拡大可能で、iPadの画面サイズなら12畳ほどの大きさまで広げられるという。大きく拡大しても、線がギザギザになったりせず、なめらかに表示される。

 ページの余白が少なくなったら、既に描いた絵や文字を縮小して隅に寄せ、余白を広げることも可能。講義の記録を大学ノートにびっしり書くような用途にも使える。

 羽ペンで書いたような文字を書ける「カリグラフィペン」も用意した。羽ペンは欧米で広く使われているので、Note Anytimeを全世界に向けて提供する上で対応を決めた。

 ただし技術的なハードルは高く、「カリグラフィペンで書かれた文字は、通常のペンの4倍以上の処理速度がかかる」(浮川和宣社長)。同社ではデータ処理を効率化し、軽快に動くようにした。カリグラフィペンを使うことで、デザイン性に富んだグリーティングカードなどを、個人でも手軽に作れるようになるという。

 ビジネスで活用できる機能もある。例えばPDFファイルを読み込んで、その上に手書きできる機能。「数百ページでも数秒で読み込める」(浮川氏)という。複数ページにわたるプレゼンテーション資料を1枚に集約し、最初に全体像を見せてから、各ページを拡大して詳細を説明する、といった使い方もできる。

 特定のインク色や、ペン先の細かなカスタマイズなど、一部機能は有料で提供する。例えばインク色の「パステルカラー」は170円、「グラデーション」は350円など。ユニークなのは、インクが使うにつれて減っていくこと。使い切ると、再度購入する必要がある。手書き文字を認識/変換するアドオン「mazec」も600円で提供する。

 作成したファイルは、「デジタル・キャビネット」と呼ぶクラウドサービスに保存可能。2GBまでは無料で保存できる。