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 アップルは2012年10月24日(日本時間)、7.9型液晶の小型タブレット端末「iPad mini」と、プロセッサーに新しいA6Xチップを採用する第4世代の「iPad(iPad Retinaディスプレイモデル)」を発表した。それぞれ2.4G/5GHzのデュアルバンドIEEE 802.11nに対応する「Wi-Fiモデル」と、LTEが加わった「Wi-Fi + Cellularモデル」を用意。価格は、iPad miniが2万8800円から、第4世代iPadは4万2800円から。
 いずれも10月26日より予約を受け付け、Wi-Fiモデルは11月2日、Wi-Fi + Cellularモデルは11月下旬に発売する。

 iPad miniは、7.9型のXGA液晶(1024×768ドット)を採用した小型タブレット端末。Retinaディスプレイは搭載しておらず、iPad 2までと同様の解像度だ。プロセッサーにはデュアルコアA5チップを採用しており、iPad用のアプリケーションなどが快適に使えるという。また、本体背面には500万画素の静止画と1080pの動画が撮れるiSightカメラ、前面には720pの動画撮影に対応するFaceTime HDカメラを搭載。いずれも顔検出や、タップでの露出コントロール機能などを備えている。先日発表された「iPhone 5」と同じくDockコネクターが廃止され、表裏を気にせず挿し込める「Lightningコネクタ」を採用しているのも特徴だ。

 価格は、Wi-Fiモデルが16GB/2万8800円、32GB/3万6800円、64GB/4万4800円。Wi-Fi + Cellularモデルは16GB/3万9800円、32GB/4万7800円、64GB/5万5800円。LTEに対応する後者は、ソフトバンクモバイルに加えてKDDIからも販売される。カラーバリエーションは、ブラック&スレートとホワイト&シルバーの2色。
 サイズは高さ200×幅134.7×奥行き7.2mm、重さはWi-Fiモデルが308gで、Wi-Fi + Cellularモデルが312g。従来のiPadよりひと回り小さく、重さも約半分となったが、バッテリー駆動時間は最大10時間を維持している。

 今年3月より販売している第3世代のiPadは、 第4世代iPad(iPad Retinaディスプレイモデル)としてリニューアルされた。プロセッサーに採用された新しいA6Xチップは、第3世代までのA5チップより最大2倍も高速で、アプリケーションの起動や負荷の高いゲームなどさまざまな作業がスムーズになるという。グラフィックスの処理機能も向上しているため、写真やビデオがよりシャープに撮影できるのもメリットだ。また、iPad miniと同じく、耐久性の高いLightningコネクタに対応。そのほか、9.7型のディスプレイや500万画素のiSightカメラ、720pの動画が撮れるFaceTime HDカメラなども変わらず搭載している。

ラインアップと価格は第3世代と同様で、Wi-Fiモデルが16GB/4万2800円、32GB/5万800円、64GB/5万8800円。Wi-Fi + Cellularモデルは16GB/5万3800円、32GB/6万1800円、64GB/6万9800円。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。

 サイズは高さ241.2×幅185.7×奥行き9.4mm、重さはWi-Fiモデルが652gで、Wi-Fi + Cellularモデルが662g。