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 「スマートフォンを最大限に活用し、スマートな就活生になろう」――。就職活動(就活)を目前に控えた後輩のために、内定を決めた先輩が就活のノウハウを伝授する「スマートフォン講座」が2012年10月30日、開催された。甲南大学マネジメント創造学部の学生による就活支援団体「WEBAS」が実施したものだ。

 講師を務めたのは、WEBASの岡田裕也さん。同学部マネジメントコースの4回生で、IT系企業に内定を決めている。同学部の井上 明教授が会場の準備などについて協力やアドバイスをしたが、講座の中身に関しては全て学生任せ。井上教授は、「大学生協や通信キャリアが主催する講座は他大学でもあるが、学生が自分で企画してやっているのはあまり例がないのではないか」と語る。

 岡田さんは、自らの経験や友人たちの声を基に、就活におけるスマートフォンのメリットを5つ挙げた。

 第一に、各種説明会への予約が即座にできること。スマートフォンなら、パソコンと同様にインターネットを利用できるので、ネットで受け付ける説明会に、いつでもどこでも応募できる。人気のある企業の説明会は、あっという間に予約が埋まってしまうもの。「移動中でも、待ち時間でも、その場で予約できるのが利点。就活生に時間は平等に与えられているが、1日24時間をうまく活用できるかどうかで、差が付いてしまう」という。

 第二に、「Gmail」や「Hotmail」など無料のWebメールが使えるのがスマートフォンの利点。これらを使い、就活専用のメールアドレスを用意し、使い分けるのがコツだという。普段から大量のメールをやり取りしていると、就活関係の重要なメールをうっかり見落としかねない。そこで、就活専用にメールアドレスを分けることで、そのアドレスに届くメールを優先的にチェックできる。

 第三に、GPS機能を使ったルート検索だ。初めての場所を訪問するときにも、GPSが使えるスマートフォン向け地図アプリを活用すれば、確実に目的地にたどり着ける。「早めに到着できれば、人事担当者と話をする機会を得て、顔を覚えてもらえる」といったことも考えられる。

 第四のメリットは、スマートフォンで利用できる「ネットプリント」サービスにある。ネットプリントとは、ネット上で登録した文書や画像をセブン-イレブンのコピー機で印刷できるサービス。富士ゼロックスが運営する。岡田さんはこれを、「最も使える機能」として紹介した。

 就活において説明会に参加する際は、事前に受付票を印刷して持参するケースがほとんど。ところが、「受付票を印刷してくるのを忘れて、会場で困ってしまうケースはたびたびある。そんなときも、スマートフォンを使っていれば、Web上で受付票を表示させ、それをセブン-イレブンで印刷すれば大丈夫。僕はこれで何度も助けられた」。セブン-イレブンの場所を探せるアプリ「コンビニまっぷ」も併用すると効果的という。

 第五のメリットとして岡田さんが挙げたのは、「Dropbox」や「Evernote」などのオンラインストレージ。DropboxやEvernoteを使うと、パソコンで作成したファイルをクラウド上に保存して、スマートフォンなどから閲覧できるようになる。そこで、エントリーシートや履歴書を作成した場合も、それをクラウド上に同期させておくことで、スマートフォンでいつでも閲覧、活用できるようになる。「ちょっとしたすきま時間にエントリーシートを書くなど、時間を有効に活用できる。Evernoteで必要な情報をクリップしておけば、外出先でもいつでも閲覧できるようになる」。

 このように便利なスマートフォンだが、一方で「諸刃の剣」であるとも岡田さんは指摘する。なぜなら、スマートフォンにだけ頼っていると、仮にバッテリーが切れた場合に、何もできなくなる恐れがあるからだ。

 そこで就活時には、充電器を持ち歩く、バッテリー残量を確認できるアプリを活用する、などの対策を講じておくことが大切という。また、地図は紙に印刷しておいたり、訪問先の住所をメモしておいたりと、“アナログ”でのバックアップも不可欠だとアドバイスする。「デジタルの機能や利便性と、アナログの強みや安心性の両面を生かす“デジアナ就活”こそが、スマートな就活につながる」。