PR

2段階認証を利用しよう

 グーグルでは、ログイン時のセキュリティを高めるために、「2段階認証」と呼ばれるログイン方法を用意している。アカウントの乗っ取り対策に非常に有効なので、ぜひ利用してほしい。Gmail(Googleアカウント)の設定を変更すれば、誰でもすぐに利用できるようになる。

 ここでの2段階認証とは、ログイン時に、あらかじめ登録したパスワードに加えて、1回限り有効なパスワード「ワンタイムパスワード(確認コード)」を要求する認証方式(認証技術)のこと。

 2段階認証を有効にした場合のログイン手順は以下の通り。まずは、通常と同じように、ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力する。これらが正しいと、6桁の確認コードを入力させる画面が表示されるとともに、一定時間有効な確認コードが、あらかじめ登録したスマートフォンなどに送信される。送られてきた確認コードを、前述の画面に入力するとログインできる。

 セキュリティを高められる2段階認証だが、毎回入力しなければならないのは手間。そこで、自分以外は利用しない自宅のパソコンなどでは、確認コードの入力を省略できる。

 具体的には、確認コードで最初にログインする際に、「このパソコンを信頼できるパソコンとして登録する」をチェックすると、以降、そのパソコンからは、通常のユーザー名とパスワードだけでログインできるようになる(図3)。

図3 2段階認証を有効にした場合のログイン画面例
図3 2段階認証を有効にした場合のログイン画面例
[画像のクリックで拡大表示]