2段階認証を有効にする方法はいくつかある。例えば、Gmailにログイン後、右上に表示される自分のユーザー名をクリックすると表示されるバルーン(小さい画面)で「アカウント」を選択する。
そして、表示されたアカウントページ(https://www.google.com/settings/account)の左側に表示される「セキュリティ」をクリックすると、「2段階認証プロセス」という項目が表示される。その右側の「編集」をクリックすると、2段階認証の設定画面が表示されるので、指示に従って必要な情報を入力していく。
例えば、「コードの受け取り方法」に「テキスト メッセージ(SMS)」を選び、携帯電話/スマートフォンのメールアドレスを登録すれば、そのアドレス宛てに、6桁の確認コードが送られてくる(図4)。
また、「コードの受け取り方法」に「音声通話」を選択して、電話番号を登録しておけば、その番号宛てに電話がかかってきて、音声で確認コードを伝えてくれる。
なお、2段階認証を有効にする設定の途中でも、確認コードの入力が必要となる。その際、「このパソコンを信頼できるパソコンとして登録する」にチェックを入れたままで登録作業を進めると、以降、そのパソコンでは確認コードの入力は不要になる(図5)。
2段階認証を有効にする際の注意点は、Webブラウザーの外部で動作するアプリケーション(例えば、スマートフォンで動作するGmailアプリ)を利用できなくなる恐れがあること。それらの中には、2段階認証に未対応で、確認コードを入力する機能がないアプリケーションがある。
そういったアプリケーションについては、2段階認証に代わる方法として、「アプリケーション固有のパスワード」を生成しておく必要がある。そのアプリケーションについては、通常のパスワードの代わりに、生成した「アプリケーション固有のパスワード」を設定しておく。詳細については、グーグルのWebサイトを参照してほしい。
グーグルの情報:アプリケーション固有のパスワードを使用してログインする