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 カシオ計算機の米国法人であるカシオアメリカは2013年1月7日(米国時間)、デジタルサイネージ(電子看板)事業を2013年1月下旬から開始すると発表した。商品名は「カシオサイネージ」。2012年11月26日に日本で発表したときは試作品だったが、一部のデザインを変更した製品版を、米国ラスベガスで開催中の2013 International CESに出展する。今回、米国と英国でも販売することを発表した。価格は約1万ドル。

 同社が開発したデジタルサイネージは、人や動物などのキャラクターの形をしたスクリーンに、背後からプロジェクターで光を当てる仕組み。薄暗いところでは、人形の映像だけが浮かび上がって見える。来店した顧客がボタンを押すと、人形の口が動きながら合成音声で、商品やキャンペーンの案内を読み上げる。日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語の読み上げに対応している。人形の形や読み上げるテキストデータは顧客がカスタマイズ可能だ。接地面積は458×536mm。