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 米Qualcomm社は、同社の次世代マイクロプロセサ「Snapdragon 800シリーズ」を搭載したスマートフォンを試作、「2013 International CES」の会場で披露した。

 Snapdragon 800は、クアッドコア構成のマイクロプロセサで、4KのHD映像を処理できるほか、最大150Mビット/秒のLTE通信に対応する。会場ブースでは、3本の1080p画質のHD動画ストリームと、Webブラウジングのデータを同時に処理する様子を示した。モニターの画面では、120M~130Mビット/秒という実効的な伝送速度が表示されていた。Snapdragon 800シリーズのチップを搭載した端末は、2013年後半にも登場するという。

 このほか、Snapdragon 800を搭載したタブレット端末も見せた。これを使い、高速のグラフィックス演算が可能なことを示すため、高精細のゲーム処理を実行する様子を示した。Snapdragon 800の最大動作周波数は2.3GHzだが、試作したタブレット端末は最大1.5GHzで動作させていた。端末の電池駆動時間を延ばすため、各CPUコアの動作を制御することで、消費電力を低減したりできるという。