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 スマートフォン向けコミュニケーションツール「LINE」を運営するNHN Japanは2013年2月6日、Webサービス事業とゲーム事業で会社分割をする計画を発表した。LINEやNAVERなどのWebサービス事業は「LINE」、ゲーム事業は「Hangame」と会社名を変更する予定。会社分割の具体的なスケジュールは未定。

 スマートフォン向けの事業規模が急激に拡大しつつあることから、こうした変化に対応できる体制の構築を目指す。Webサービス事業会社はLINEを機軸の事業としながら、ネット上の話題が集まるユーザー参加型サービス「NAVERまとめ」、ブログやポータルの「livedoor」などを運営する。親会社である韓国NHNと合弁で、LINEの海外事業を強化するための子会社も立ち上げる。

 ゲーム事業会社はLINEのゲームプラットフォーム「LINE GAME」のゲームを制作するほか、スマートフォンやパソコン向けのゲーム制作に取り組む。新会社のLINEとHangameの代表は、現NHN Japan代表取締役社長の森川亮氏が務める。

 NHN Japanは韓国NHNの100%子会社。従来はゲーム事業を中核としていたが、2012年1月にLINEを運営するネイバージャパンのほか、ライブドアを経営統合していた。