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 富士通は2013年6月12日、「コールセンター業務特化型パソコン」を発表した。価格は17万7100円から。同社パソコンのコールセンターの従業員が、開発チームの一員として企画を担当し、約1年がかりで作り上げた製品だ。同社や他社のコールセンターからニーズを集め、製品に反映させたという。そして6月19日、同社コールセンターで実機を報道陣向けに初披露した。

 コールセンター業務特化型パソコンは、新開発のディスプレイアーム「FMV-MKAM」と、小型パソコン「ESPRIMO B532/G」をセットにした製品。ディスプレイアームの部分は、コールセンターの現場のスタッフの声から生まれたという。

 コールセンターは多くの場合、スタッフの座席が一つに決められておらず、日によって座る場所が変わる。誰が使っていたか分からない机やパソコンを利用することになるため、清潔さに気を遣うスタッフが少なくなかったという。アームがあればディスプレイを自由に動かせるため、机の奥でも掃除しやすい。また、座る人の体型に応じてアームの高さや角度を変えられるという利点もある。

 現場からは、机を広く使いたいとの声も多く上がったという。ニーズの聞き取りのために訪問した通信販売会社のコールセンターでは、分厚い製品カタログがキーボードに接触して頻繁にエラー音が鳴ってしまう、といった光景も目にした。そこできょう体の小さなESPRIMO B532/Gを採用し、省スペース化を図った。

 この製品は既に、同社の個人向けパソコンのサポートを担当する、武蔵小杉サポートセンターに導入されている。同センターは2013年6月10日に移転したばかりで、開所と同時に、コールセンター業務特化型パソコンを一斉導入した。スタッフからは、アームを伸ばすことで隣席のスタッフに簡単にディスプレイを見せられるため、情報共有が容易になったという声が上がっている。アームを使って画面を高めに調整することで、姿勢が良くなったという効果もあるという。

 17万7100円の構成は17型の液晶ディスプレイ「VL-17ASELN」をセットにした場合。各業種のコールセンターのほか、病院など他分野への導入も目指す。