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 米連邦航空局(FAA)は航空機内における電子デバイスの使用制限を緩和する方針だと、複数の米メディア(New York TimesInfoWorldなど)が現地時間2013年6月21日に報じた。

 最初に報じた米Wall Street Journalが業界関係者の話やFAA高級諮問協議会の勧告草案から入手した情報によると、FAAは機体のタキシング(誘導路での地上移動)中、さらには離着陸の最中でも乗客が一部の電子機器を使えるよう、低い高度での使用禁止規定の変更を検討している。

 現在のFAAのガイドラインでは、干渉の恐れなどを理由に、高度1万フィートに達するまで携帯電話などのデバイスの電源を入れることは禁じられている。しかし技術の進歩により、現在では電波影響の耐性が高い機体が作られ、電子機器自体も省電力化が進んでより小さい信号を発するようになっている。草案に引用された調査結果によると、乗客の3分の1近くが、フライト中ずっと電子デバイスの電源を切り忘れたことがあると答えている。

 こうした状況を踏まえ、「FAAが基準を緩和しなければ、FAAと業界への信頼は損なわれ、各航空会社が導入している統一性のないルールは公衆にさらなる混乱を招く」と諮問協議会は案じている。

 勧告草案では携帯電話について取り上げていないが、諮問協議会のメンバーは検討対象の最終的な製品の一部に含めるべきだと考えているという。

 FAAは、諮問協議会から最終的な報告書を受け取ったのち、9月末に正式な結論を出す見通し。