レノボ・ジャパンは2013年7月17日、法人向けパソコンの「Think」シリーズの新製品を発表した。ノート型の「ThinkPad X240s」「同T440s」と、コンパクトデスクトップ「ThinkCentre M93p Tiny」、スリムデスクトップの「同M93p SFF Pro」、液晶一体型デスクトップの「同M93z All-In-One」である。同社営業部を通じて法人向けに販売するほか、同社の直販Webサイトでも販売する。法人向けとしては、ThinkPad X240s、ThinkCentre M93p Tiny、同M93p SFF Pro、同M93z All-In-Oneは同日に販売を開始、同T440sは8月下旬に販売を開始する。Web直販モデルは順次販売開始としている。
ThinkPad X240sは12.5型の液晶ディスプレイを搭載した薄型ノート。解像度は1366×768ドット。タッチパネルモデルや、1920×1080ドットのフルHDモデル、フルHDでタッチパネルに対応したモデルも2013年後半に予定している。CPUは米インテルの第4世代のCoreシリーズを搭載する。ストレージはSSD、HDDなどを選べる。
X240sは、従来モデルの同X230に比べ、厚さが19mmから17.7mm(最薄部)へと薄くなり、重さは1.48kg(SSD/6セルモデル)から1.34kgへと軽くなった。ただし、メモリーは最大16GBが最大8GBへ、インタフェースもUSBが3端子から2端子へと減っている。同社によれば、X240sはX230の後継という位置付けではなく、X230が大企業などに採用されるモデルであるのに対し、X240sは中小企業・SOHOなどがターゲットとなるモデルだとしている。
Web直販で最上位モデルとなる「20AJ0024JP」は、CPUにCore i7-4500U(1.8GHz)を採用、8GBのメモリー、320GBのHDDを搭載する。高速無線LANの新規格IEEE 802.11acにも対応する。バッテリー駆動時間は約9.6時間。直販価格は21万6300円になる。最下位の「20AJ0023JP」は、Core i3-4010U(1.7GHz)を採用、4GBのメモリー、320GBのHDDを搭載、無線LANはIEEE 802.11b/g/n対応となる。直販価格は15万2250円。
ThinkPad T440sは詳細を8月下旬に公開する予定だ。今回発表した内容は以下の通り。CPUに第4世代Coreシリーズを搭載、メモリーは最大12GB、HDDは最大1TBで、SSDにした場合は最大512GBを搭載可能。液晶ディスプレイの解像度は1600×900ドットで、当初はタッチに非対応。2013年後半には1920×1080ドットのフルHDモデルや、フルHDのタッチ対応モデルを投入する予定としている。また、バッテリーを2つ内蔵しており、1つはユーザーが交換可能で、電源オンのまま交換するホットスワップに対応する。