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 ブラザーは2013年8月26日、スマートフォンとの連携機能などを強化した、家庭向けプリンター複合機「PRIVIO」の新製品を8月末以降に発売すると発表した。

 A3印刷が可能な「NEO」シリーズでは、新機種として「DCP-J4215N-B/W」を8月末に発売する。自宅に無線LANルーターがなくても、スマートフォンなど無線LAN機能を持つ端末と直接接続して印刷できる「Wi-Fi Direct」機能を搭載。本体カラーは黒と白の2色を用意する。実勢価格は約2万8000円。

 A4印刷が可能な「BASIC」シリーズでは、コードレス電話とFAX機能を備える複合機4製品を9月末に、電話・FAX機能が付かない複合機4製品を8月末に発売する。電話・FAX付きの最上位機である「MFC-J980DN/DWN」は、NFC対応のスマートフォンを本体にタッチするだけで、スマートフォン内の画像を印刷したり、スマートフォンのカメラ機能でスキャンしたりできる機能を備えた。Wi-Fi Directにも対応する。実勢価格は約4万円となる。

 NEO、BASICの両シリーズの製品は一部機種(MFC-J720D)を除き、パソコンなしで年賀状を作成できるクラウドサービスに対応した。人物写真を保存したSDメモリーカードを本体に挿入し、写真やテンプレートをプリンターで選択すると、自動的に顔の位置を中心にしたレイアウトの年賀状を作成できる。

 このほか、実勢で約1万3000円と低価格ながら無線LAN機能を備える「DCP-J152N」を、「SIMPLE」シリーズという新たなカテゴリーで9月末に発売する。スマートフォンからの直接印刷にも対応するが、ADF機能は搭載していない。また、上位機と比べると印刷速度が低く、印刷コストは高くなる。