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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は2013年8月30日、プリンター、スキャナー、コピー機の機能を備えた家庭向けのインクジェット複合機4製品を発表した。価格はいずれもオープンで、9月5日に店頭で販売を開始する。

 新製品は全機種が無線LAN機能を搭載し、スマートフォンやタブレットから直接印刷できる機能も備える。同社のAndroid搭載タブレットや韓国サムスン電子製のスマートフォン「GALAXY S4」や「同Note II」の場合は、アプリなどのインストールは不要で、OSから直接印刷機能を呼び出せる。また、自動両面印刷機能も全機種が搭載。印刷解像度はいずれも4800×1200dpi。インクは4色で、黒が顔料、ほかは染料系のインクとなる。

 上位の3機種には、スキャンしたデータを電子メールで直接送れる「スキャンto電子メール」や、メモリーカードからの直接印刷機能などを搭載するほか、アジェンダの年賀状作成ソフト「宛名職人」が付属する。

 上位モデルの「ENVY121」は、ガラス製の天板で、対象を目で確認しながらスキャンできる機能を備えたインクジェット複合機。同社はこの機能を「シースルースキャン」と呼んでいる。L判カラーの印刷速度は45秒で、印刷コストは1枚当たり24.6円。本体サイズは幅427×奥行き336×高さ102mm、重さは7.25kg。実勢価格は約2万7000円だ。

 「Photosmart6521」は写真印刷に向く「Photosmart」シリーズの上位モデル。L判カラーの印刷速度は25秒で、印刷コストは1枚当たり19.4円。本体サイズは幅440×奥行き380×高さ160mm、重さは6.2kg。実勢価格は約1万7000円だ。

 「同5521」は「Photosmart」シリーズの下位モデル。L判カラーの印刷速度は26秒で、印刷コストは1枚当たり19.4円。本体サイズは幅444×奥行き325×高さ143mm、重さは5.1kg。実勢価格は約1万円だ。

 「ENVY4500」は実勢価格が約8000円の廉価モデル。この製品のみ、「スキャンto電子メール」や、メモリーカードからの直接印刷機能に非対応で、年賀状作成ソフトも付かない。L判カラーの印刷速度は48秒で、印刷コストは1枚当たり24.1円。本体サイズは幅445×奥行き334×高さ120mm、重さは5.5kg。