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 ソニーは2013年9月5日、ビデオカメラ「ハンディカム」の新製品を発表した。民生用としては初となる4K対応のビデオカメラ「FDR-AX1」で、11月8日に発売する。価格はオープンで、実勢予想価格は約42万円だ。

 FDR-AX1は、2010年に発売された「HDR-AX2000」の後継にあたる民生用のハイエンド機ビデオカメラ。830万画素の1/2.3型 Exmor R CMOSセンサーを備え、光学ズームは20倍だ。最高150Mbpsの4K画質(3840×2160ドット)に対応し、フレームレートは60p。フォーマット形式は、ソニーが2012年11月に発表した「XAVC規格」を民生用向けに拡張した「XAVC S規格」だ。圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264で、ファイル形式はMP4、オーディオはリニアPCMとAACだ。なお、フォーマット形式はファームウエアのアップデートで、2014年夏に「AVCHD規格」にも対応する予定。

 記録メディアとして、XQDメモリーカードを採用。カードスロットを2つ搭載しており、撮影中に一方のメモリーカードがいっぱいになったら、もう一方のカードに記録するリレー記録が可能だ。XLR端子を2つ搭載し、業務用のマイクを接続すれば、より高音質で録画できる。

 撮影した動画は、4K対応のテレビや、Core i7 Quad Core以上のCPUを搭載したパソコンで再生可能。付属の編集用ソフト「Vegas Pro 12 Edit」を使えば、編集もできる。