キヤノンは、オフィスや店舗など室内環境向けの小型フルHD(1920×1080ドット)対応ネットワークカメラの新製品4機種を2013年12月上旬から順次発売する。手のひらサイズに光学3.5倍ズームレンズを搭載した「VB-S30D」など。
VB-S30Dは、直径120×高さ54mmの超小型ボディーに、パン・チルト・ズーム機能を内蔵。独自の高屈折ガラスや両面非球面レンズなどを採用して、1円玉とほぼ同じ直径のレンズユニットを開発。ボディー全体の小型化を可能にした。3本のネジだけで天井に固定できる。
4倍デジタルズームの併用で最大14倍ズーム撮影が可能。最大水平画角は77.7度。最低被写体照度はデイモードが0.95ルクス、ナイトモードの白黒撮影時が0.5ルクス。昼夜の違いや逆光などを補正するオートSSC機能を搭載する。イーサネット接続のほかmicroSDメモリーカードにも記録できる。重さは約270g。標準価格(税別)は9万9800円。
また、「VB-S31D」は、VB-S30Dと同サイズのきょう体に、単焦点レンズ(デジタルズーム4倍)と電動パン・チルト機能を搭載。「VB-S800D」は、「VB-S800D」は画角固定モデルで、壁面設置にも対応した。両モデルとも水平画角は95.0度、最低被写体照度はデイモード0.45ルクス、ナイトモード0.25ルクス。標準価格は、それぞれ8万9800円、7万4800円。
「VB-S900F」は、幅32×高さ54×奥行き114mmの小型きょう体を採用した固定ボックス型モデル。単焦点レンズ(デジタルズーム4倍)を搭載。水平画角は96.0度、最低被写体照度はデイモード0.4ルクス、ナイトモード0.2ルクス。標準価格は7万4800円。