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 デルは2013年9月26日、14型液晶ディスプレイを搭載するノート「Inspiron 14 7000シリーズ」を9月27日に発売すると発表した(写真1)。同社は、電源に接続しなくても1日中使えるパソコンを「コードレスパソコン」と呼び、訴求していく方針も明らかにした。

 Inspiron 14 7000シリーズは、本体の厚さが15.3mmと持ち運びやすいサイズが特徴で、専用スタンドに立てかけて収納できる(写真2)。バッテリー駆動時間は9時間。キーボードはテンキーレスのアイソレーションキーボードである(写真3)。OSにはWindows 8 64ビット版を搭載。4つのモデルがあり、ハードウエアの仕様が異なる。

 ベーシックと呼ばれるモデルは、CPUがCore i3-4010U(1.7GHz)、メモリーは4GB、HDDは500GBを搭載する。液晶ディスプレイはタッチ操作に対応せず、解像度は1366×768ドットである、直販価格は6万9980円。

 プレミアムは、CPUにCore i5-4200U(1.6GHz)を搭載するモデル。メモリーは6GBで、ストレージとしてSSDの32GBと500GBのHDDを組み合わせたハイブリッドHDDを搭載する。液晶ディスプレイはタッチ操作に対応しており、解像度は1366×768ドットである。直販価格は9万9980円。

 プレミアム フルHDは、プレミアムとほぼ同じスペックだが、タッチ対応液晶ディスプレイの解像度が1920×1080ドットで、ストレージが500GBのHDDのみとなる。直販価格は10万4980円。

 ハイエンド製品のプラチナは、CPUにCore i7-4500U(1.8GHz)、メモリー8GB、ストレージとしてSSDの32GBと500GBのHDDを組み合わせたハイブリッドHDDを搭載する。液晶ディスプレイはタッチ操作に対応。解像度は1366×768ドットである。直販価格は、11万4980円だ。

 いずれのモデルも、1年間の偶発損害保証が標準で付いてくる。通常の製品保証とは異なり、落下や破損、水漏れ、盗難などに対応するものだ。

 デルはこのInspiron 14 7000シリーズを、「コードレスパソコン」の一つと位置付ける。コードレスパソコンとはデル独自の呼称で、場所を選ばずに使えることでライフスタイルを変えるパソコンを指す。

 具体的には、1日中バッテリー駆動で使用できる、持ち運びやすい、スリープ状態から3秒以内で使える、薄型で収納しやすい、といった特徴を持つパソコンを、コードレスパソコンとする。

 既に発売済みのパソコン製品についても、コードレスパソコンとしてアピールしていく。「Inspiron 14z」「同 14R」「同 14」「同 11」「XPS 12」「同 13」といった製品だ。いずれも価格はそのままで、偶発損害保証を標準で付ける。

 デル マーケティング統括本部の塚本陽子マネージャーは、「家庭でメインマシンとして使われているノートについて、重さやバッテリー駆動時間、起動までの待ち時間に不満を持つユーザーは多い」と指摘。「コードレスパソコンなら、例えば主婦にとっては、家事や育児の効率化、自分の時間の確保、家族との時間が増えるなどの効果が期待できる」と話す。