PR

 ソフトバンクモバイルは2013年9月30日、2013年冬から2014年春にかけて発売するスマートフォンの新製品を発表した。5.2型という大画面のIGZO液晶を搭載した製品など、4機種をそろえた。孫正義社長は「新機種を毎回20~30種類も競い合って出すより、ネットワークで競争する時代になった」とし、通信のつながりやすさや通信速度の改善を強調した。

 「AQUOS PHONE Xx 302SH」は5.2型液晶の縁を小さくすることで本体前面の画面占有率を80.5%に高めたスマートフォン。カメラで写した英語の語句に日本語を重ねて表示する翻訳機能も搭載する。発売は12月上旬。

 「AQUOS PHONE Xx mini 303SH」は487ピクセル/インチと解像度を高めたIGZO液晶を搭載した。発売は2月下旬以降。

 「ARROWS A 301F」は10分の充電で1日利用できる急速充電機能を備えた。発売は12月上旬。

 このほかディズニー・モバイルのスマートフォンを1機種を発表した。また、従来タイプの携帯電話(フィーチャーフォン)を2機種追加した。

 孫社長は、最大の課題としてきたつながりやすさの改善を示すため、同社で重大事故が850日以上発生していないこと、全国で通信エリアが拡大していることなどを説明。さらに、従来はLTEの通信速度が最大37.5Mbpsだったところを、ソフトバンク網とイー・モバイル網の一部エリアで75Mbpsで接続できる「倍速ダブルLTE」を開始したことについて、「悔しい思いを蓄積してきた。一気に“倍返し”の倍速ダブルLTEだ」(孫社長)と流行語を交えて語り、笑いを誘った。

 9月20日にNTTドコモやKDDIとの同時発売となったiPhone 5sと同5cについては、同社調べによる全国乗降車数トップ1000の駅での通信速度測定結果を披露した。1000駅中の837駅でソフトバンクが最も高速だったという。平均速度はソフトバンクが12.7Mbpsで、KDDIの7Mbps、NTTドコモの6Mbpsだったとしている。また、カカクコムやMMD研究所などの外部の調査結果でもソフトバンクが1位になったことを示した。

 「自信を持って我々が一番つながると実証された。多くの方に使って実感してほしい」(孫社長)と自信を示した。「競争によってノウハウを作り上げた、日本が誇る世界最速のネットワークを広げたい」として、買収した米スプリントに対する通信環境の改善にも意欲を見せた。

 このほか、上に乗るだけで内臓脂肪レベルや骨格筋レベルなどを測定できる「スマート体組成計 SoftBank 301SI」の投入や、Webカメラで子供を見守ることができる「子育てサポート」など健康や生活をサポートするサービスも紹介した。


通信各社2013年秋冬モデル関連記事(PC Online/スマホ&タブレットch.より)

ソフトバンクモバイル

au(KDDI)・UQコミュニケーションズ

NTTドコモ